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読みかけの本にもみじの栞さす

昨日は大好きなチョコレートを食べながら
南向きのサッシから猫ちゃんが来ないと思いながら
本をひろげておりますと
目の前のもみじの先っぽが少しだけ
色付いたこと気づき

本を読むより先に庭に出て
栞(しおり)を作るという
呑気な一日をすごしている次第です

でも栞を作ったら
一句浮かんだから、まあいっか
ということで・・・

来年からは季節の花をきちんと押し花にして
栞を作ろうと新しいことを思いつき
喜んでいるところです

皆さんの記事を読んでおりますと
働きながら 子育てもし
なお何某かの発信をする
また絵をかいたり 音読をしたりと
頑張り屋さんが多いなあと感心しています

わたしはあまり器用なほうではないので
子育ての時は、子育てを
書くときは 必死で書き
闘病中は 本を読み
介護の時は 介護をしました

が、考えてみると
パソコンに触れたのが42歳
スマホに至っては59歳ですから
若いころは
今のような発信も
出来なかっということになりますね
この一億総発信者が
良いのか、悪いのかは後々歴史が決めることで
わたしが語ることではありません

実を言いますと
文字もすっかり下手になり
コロナで精神状態まで悪くなり
日記がわりにブログをはじめようとしたのですが
これが以外とわたしによっては厄介で

その日までその存在すら知らなかった
noteという場所に飛び込んんで
あっという間に4っか月が経っていました

そしてここ1カ月は
旅行に出かけたり、エフタフを聞いたりと
忙しくしていたので
えっ!?
もう1カ月経ったの?
というスピード感で
一日が48時間だったらいいのにと思うほどになりました
これも良いのか 悪いのか
これは自分で決めることでございましょう

しかし充実しているというのは良いことです
これも俳句を思い出させてくれた
おはよねさんと
sutand・fmという
全く知らんなかったった世界へへいざなってくださった
ふらお先生とさぼ姉さまの またレオン様
それに毎日読んでくださる皆様のおかげと
心より感謝をしております
ここまでが
noteをはじめて4カ月が経ちましたの弁でございました



以前おうみのひとさんが紹介してくださった
本の中にあった村田喜代子さんの
「エリザベスの友達」を
古本屋さんで110円で購入して
昨日は一日、ご飯の支度と洗濯と
読書をしておりました

うそです
その合間にあっちでも こっちでもおしゃべりはしましたが
朝の散歩以外一歩も外に出ず過ごしました

さて村田喜代子さんは1945年生まれの78歳
文芸誌から芥川賞を取った方で以前から一目置いておりました

九州の文芸誌出身で
大手文芸雑誌の新人賞からではなく
文学界の同人誌評から芥川賞に選ばれるというのは
非常に珍しいことで
またその略歴は素晴らしく
芥川賞から始まり
女流文学賞
平林たいこ文学賞
川端康成文学賞
紫式部文学賞
芸術選奨
野間文学賞
谷崎潤一郎賞
泉鏡花文学賞と
純文学の賞を総なめにした作家さんです
その方が70歳で書いた本とはどいうものか
大変興味があったので手に取った次第です

それは97歳になり
認知が進んだ母親を
70を過ぎた娘が毎日預かってもらっている
施設に見舞いに行くという話ですが
その施設で出あう人たちとの会話の中で
満州からの引き上げだったり
戦時中夫が出征したあとの家計を助けるため
女がどんなことをしていたかなど語られます

おいおいと壊れていく母親は
とうとう自分のことをエリザベスと言い
施設の方はエリザベスの友達なのです

一か所だけ
心に残った個所を抜粋しますね

初音さんは小さな女の子みたいにちょこんと便座に腰かけている。自分もこんなふうに昔、背後から初音さんに見守られていたんだろうか。有難いことである。だがしかし人間の幼児期は短く、老年期は何倍も長い。幼児のおしっこの練習は半年ほどですむが、認知の入った老人の排尿・排便の世話は数年あるいは十年以上もかかったりする。命が終わるまで続く。

エリザベスの友達より

育児や介護に疲れて体を壊す人が、最近増えたけれど
それはどうしてだろう?
人間が生きるということは最初からこういうことなのだと
知らないからかもしれない。
知識はいっぱいあるが、経験値が低いのであろう
きっと幸せにそだってきたのだろう

だからたまにはつらいことや、しんどいことも
経験した方がいいのかもしれない
そうすれば自然と人は強くなる



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この度はサポートいただきありがとうございました これからも頑張りますのでよろしくお願いします