看護師だけどセラピスト~元気な看護婦さんを創るプロジェクト~【病状説明室は、セラピーroom】
セラピーとの出会い、Aさん
は、もとは看護師なのですが、
看護とは別の能力を持っている人でした。
Aさん
「のりのりは、マッサージとかアーユルヴェーダとか好きそうだから、習ってきて。」
・・・へ?
あれから時がながーれ、現在。
チャンピサージセラピストになり、
お店を開くのがセラピストの夢と思っていましたが、お店は持てず。
セラピーが
ストレスケアに良いことはわかるのですが、
ストレスフルな患者さんに届けるには、
病名に対して有用か、医師の許可、根拠を説明できる能力がなく、患者さんに届けられずにいました。
ふとみると、
看護師さんにセラピーを届ける
看護師さんがストレスフルだったことに気づきました。
今では、ヘッドマッサージ(チャンピサージ)やってあげるよ。というと、喜んで身体を預けてくれますが、
そこまでの道のりは、意外と長かったです。
10年前になるでしょうか・・・
看護婦さんが疲れている、
ストレスフルで余裕がなくなっている。
心と身体はつながっている。
身体を癒せば、ストレス軽減につながるのではないか。そしたら、離職率の低下や、コミュニケーションエラーも減るのではないだろうか。
と、勝手に想像し。
ある時、上の方に、提案しました。
「私、ヘッドマッサージ出きるんです。お金入らないので、ストレスケアが必要なときやらせてください。ストレスフルな看護婦さんになにか届けられないでしょうか?」
提案といってもとこういっただけです。
すると、
その方が次の方につないでくれました。
新人教育担当の係長さんです。
チャンピサージを体験していただきました。
普段セラピストとしてやっているわけではないので、緊張と口渇で、手は冷たくなり、うまく出来たかわかりません。
ただ、邪念にとらわれないよう集中して行いました。
看護師さんはストレスフルで、
それに気づかずバーンアウトしていくので、
身体を癒すことで少しでもストレス軽減につながれば、ストレスの悪循環に陥らないように出来るのではないか。
私を使ってください!
と伝え、
しばらくしてから
新人看護師さんにヘッドマッサージをする
機会をいただきました。
たった1回で何が出来る?
椅子ひとつあれば、
服を脱がず
どこでも出来るストレスケア。
それは良いのですが、
チャンピサージは、
フルコース40分ほどかかります。
また、繰り返し行うことが有効です。
しかし、そんなに時間はとれません。
仕事をぬけて来るのです。
また、
わざわざ、休みの日に仕事場にくるのでは、やすみではなくなってしまいます。
それに、リラクゼーションを受けにお店に入った方が、私がやるより断然いいです。
一人1回20分~30分です。
たった1回で何が出来るのだろうと、不安でした。
まずは、今の自分がどんな状態か、見つめてもらおうと思いました。
チャンピサージの問診票の項目を点数化して、普段自分が感じている状態とセラピー受けたあとのギャップが感じられれば、何かしら気づくのではないか。
例えば睡眠。
眠れているとチェックしたけど、セラピー受けた夜の睡眠に違いはないだろうか?
でもたった1回で、変わるだろうか?
チャンピサージの前後に、血圧を測定しました。
リラックスできたら、数値が下がり、脈拍も下がります。
たった1回のセラピーで違いが出れば、とりあえずリラックスできた証拠になります。
初対面で、身体に触られる、
何をされるかわからない、たった1回では
下がらず終わる可能性もあります。
たった1回で何が出来るだろう。
当日の流れ
仕事を抜ける時間は30分~40分
1時間に2人、1日4ー6人の予定を組んでいただきました。
趣旨の説明
チェック項目の記載
触れる場所の説明(背中、首、頭、耳、顔)
血圧測定
椅子に座って20分チャンピサージ
血圧測定・水分補給
後日、体験後の振り返りシートの記入
(最初と同じチェック項目あり)
初年度は、仕事中にセラピーで抜けるというのはアウェイで、静かーに抜けて行っていました。
新人教育の係長さんが、合間に他の部署の係長さんたちに声をかけてくれ、上の方にも体験していただきました。体験したことで理解が得られるようプランニングしてくれました。
上の方たちは、新人さんが抜ける間の看護業務をサポートしてくれました。
新人看護師さんにセラピーを届ける企画を、連続ではありませんが、5年ほどさせていただきました。
セラピーを受けたことのある看護婦さんが増え、仕事場でも送り出してくれる雰囲気が少し、良くなったように思います。
私も、仕事中に半日ほど数回にわたり抜けるので、同スタッフにも昼休憩や仕事終わりに数人に体験してもらいました。
そんな年月が過ぎ、
今ではメンタル落ちた子がいると
「ヘッドマッサージしてもらいな~」とか、
疲労のピークが続くと、
「ちょっとあたまさわってー」とか、
「肩がしんどい。ちょっと触ってー」とか
認知度が上がったようです。
今日は、仕事が定時に終わったので
病状説明室に、音楽を流し、アロマを香らせて
セラピー希望者を集いチョチョいと体験してもらいました。
いつでもどこでも、
椅子ひとつあればセラピーroom
元気な看護婦さんが増えれば、患者さんにも、結果プラスになるのではないか。
たった1回20分のセラピー続けています。
看護師だけどセラピスト増えないかなー🎵
やってみてね~(⌒0⌒)/~~