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私が何に怖れているか解った
朝晩の気温差、晴れる程帰宅した頃に吹くひんやりした風。
昼中の熱い日射しには夏を思い出すのに、
今朝は足元が寒くて起きた。
水無月とは言えまだ乾いた空気は日没後に冷えて来る。
頭痛がして会社でバファリンを飲んだ。
何となく、絶好調とはならない体調。
朝ママは寝ていてご飯を置いて出勤した。
そしてエレベーターが止まり、部屋の前に向くと少し覚悟する深呼吸をひとつ。
玄関、突破された気配なーし。
トイレ、お?使った形跡があーる。
ママ!リビングに座ってテレビ見てる♪
OK、いい感じ(*´▽`*)
ママ?起きてたの?
うん!あら、帰ったの?
このモードは悪くない、悪くないよ!
お腹空いた?
そうねぇ
念のためトイレへ連行。
心なしか体が熱い。。?
ずっとテレビを点けてるから、熱が凄い。
エアコンつけてたのを消して窓を開けて換気すると途端、ママはくしゃみし出した。
昨日の天使モードが続いてくれるのか??
それとも、狂犬みたいなママなのか?
部屋の温度が下がり、自然にママの熱感もなくなった。
遠く花火が上がる音だけ聞こえた。
夏遠からず、季節は動く。
私は自分で綴っていて
読み返し気づいたことがある。
日々変化するママに私の感情もそれ以上、変化を繰り返している。
私は本当はどうしたいんだろう?
毒とか墨とか針とか吐いて、傷つけても来たママから離れたくて実家を出て、認知症の前に発達障害というか発育不全というか独特な感性の母親を受け入れるのか、拒みたいのか。
地域のセンターに相談した時に詳細を話して担当者は訪問し第一声こう言った。
娘さんよくやりましたよ、そんなにやってる人は中々居ない。もう充分です。
お母さんをあなたから離さないとあなたの人生もあるのだから、あなたがどうにかなってしまいます、と。
そう言って施設への入居を目標に提案してくれた。でも経済的なこと以上、ママはあっという間に悪化というか認知症が進行し、自分の殻に入ったまま心も病んでしまうのではないかということが脳裏に浮き出た。
心も病み、自分で意思を伝えられず、私にはぶつける感情も内弁慶なママのことだから誰にも言えず、そんな時間を過ごしたのか、と過去形でママの気持ちを想像するのが堪らなく怖い。
それが怖かったんだ
それを後悔する自分が怖かったんだ
そんなにイヤなら施設にという声も来るであろう記事を書き、鬱憤晴らしてるとしか思えない、自分の母親に毒の形容詞を付けながら同居している。
本当はママが好きとか嫌いとか反面教師とかそうはなりたくないとか、母性を感じるとか憎しみを感じるとかでなく、
私は何より、ママのやりきれない気持ちを過去形で想像するのが怖い。
だから、
いつか何も判らなくなっても、
いつかこの世の旅を終えたとしても、
出来るだけはしたからね、と自分に言い聞かせたいのかもしれない。
私は実は後悔が一番怖いのだとわかった。
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