指示を徹底しない教室は荒れる
教師が「静かにしましょう」と言っても、子どもたちが騒ぎ続けている。
そういうとき、あなたはどうしますか?
より大きな声で叫んで静かにさせますか?
それとも、黙って待ちますか?
どちらの方法も、時と場合によって使い分けていいと思うのですが、1つだけ言えることは…
指示を徹底しなと教室は荒れる
ということです。
教師が自分の指示を軽んじてしまうと、言葉の重みがなくなります。
例えば、「宿題を全員出しましょう」と言いながら、宿題が全員出ていなくてもよしとしていると、「宿題出してねって言われるけど、実は出さなくても何も言われないんだ」となめられます。
教師が発した言葉の重みを、自分自身で軽くしてしまう行為なんです。
「宿題出してとは言ったけど、チェックはめんどくさいし、出さない子は言っても出さないからまぁいいか」となってしまうと、結局「宿題は出さなくていいものになる」というわけです。
だから、教師の指示は「重み」を持たせないといけません。
「静かにしてください」と言ったら、徹底的に静かにさせる。
「手を置きましょう」と言ったら、全員手を置かせる。
授業のテンポは悪くなるかもしれませんが、子どもが慣れてきたらこっちのものです。
気をつけるポイント
①指示を守らなかったことについてくどくどしからない
くどくど、ネチネチは子どもが嫌がる行為です。
くどくど言っても、ネチネチ言っても、スパッと言っても、そんなに教育効果に違いはありませんよ。
むしろ、くどくどが嫌われます。
嫌われることでしつける先生もいるようですが、私はそれより、指示が聞けなかったらビシッと指摘し直させ、「それで良し!」と認めてさっさと次の活動に入ります。
授業のテンポを殺さないようにしましょう。
②指示を聞けたことへのビシッと素早く短いフィードバックをする
指示を聞けるのが当たり前、となってはいけません。
それでは子どもが指示を聞く「メリット」がない。
なので、指示を聞けたことを短く「フィードバック」すること。
「できたね!」「素早い!」「きれい!」「最高!」
「天才!」「金メダル!」「よっしゃ!」「グッド!」
認め言葉は何でもいいです。ご自分のキャラクターに合わせてお使いください。あと、高学年は人前で褒めると逆に照れてしまいますので、休み時間とか放課後にさりげなーく褒めるのもいいですね。
先生の指示を徹底し、安定した学級を作りましょう!
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