ファインダー越しに見る人生②
こんにちは、nontanです(´∀`)
今回はわたしが撮影に対しての気付きを得られた体験を書きたいと思います。
いっぱいありすぎて書ききれないので、2つだけご紹介します!
1.母の愛
成人記念で華やかな振袖を着て20歳をお祝いしますが、夏に前撮りという事で撮影させて頂いたお客様。お母様と2人でご来店。本当に可愛くてにこにこ!楽しい撮影だったんですが、ふと横を見るとお母様が静かに泣いてる...
「どうされましたか?」と聞くと話してくださいました。
「実はわたしは病気で、年明けの成人式にはきっと娘の振袖姿は見れないから...本当に嬉しくて」
なんとも掛ける言葉が見つかりませんでした。
娘さんも精一杯にこにこして、お母さんに喜んでもらいたいって思って撮影に臨んだことでしょう。
シャッターを切りながら、胸がぎゅーっと苦しくなったのを覚えています。
丁寧に時間をかけて大切に撮影させてもらおう
お母様にも娘さんにも、この時間だけは辛い事を忘れて楽しんでもらおう!
心からそう思った撮影でした。
2.最後まで自分らしく
このお客様は、ご自分の遺影写真を残したいという事でご来店頂きました。
最近「終活」という言葉がメジャーになり、積極的に楽しみながら終活される方も増えてますね!
遺影写真も毎年更新していくスタイルで撮影される方も増えています。
とっても明るくて、でも凛とした雰囲気のあるステキな女性でした。
「ステキなお着物ですねぇ」なんて笑ながら会話をして撮影は順調に進み終了。
「明日からガンの治療が始まるの!きっと髪も全部抜けちゃうでしょ?お葬式に来てくれた人が私の事分かるように今のうちに撮っておくの!綺麗な姿見せないとね、あはは!」
なんとなく、治療を終えて来年も撮影に来てくれるんじゃないかな?と思うくらいエネルギッシュなイメージでした。短い時間しか関わっていなくても、最後の準備は自分で!しっかりとした意思の強さを感じたし、彼女らしいな、ステキだなって思いました。
またお会い出来たらと思っていたんですが、数ヶ月後に息子さんが来店されお母様が亡くなったお話を聞きました。
最後の写真をわたしが撮影出来てありがたい
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いろいろなお客様の撮影をしていると、それぞれ語り尽くせないくらいのストーリーがあります。
そのストーリーの1つに関わるという責任。
未熟児で生まれて一歳になれると思わなかった...
1stバースデーの記念撮影
おじいちゃんとおばあちゃんは結婚式してないから...
子供達、孫達に囲まれて照れながら残したツーショット
お父さんに花嫁姿を見せたい...
病室の入り口での新郎新婦入場、病室で家族写真
どれもこれもその人達の宝物になる写真。
そんな撮影ばかりで毎回手が震えます。
(失敗出来ないプレッシャーもあります笑)
そんな瞬間ばかりに立ち会えるカメラマンという仕事が大好きだし、いつまでも続けたい。
「カメラマン」「フォトグラファー」「写真家」
いろいろ呼び名はありますが、正直どれでもいいと思います笑
風景専門、動物専門、人物専門、商品専門...
それぞれ撮るものが違うように、呼び方だって違っていいし、写真が大好きであれば自分で名乗ってもいい。
変わらないのは、誰よりもどんな仕事よりも最高の瞬間に立ち会えるし、人の温かさを感じられるし、自分の目で見て自分の手で最高の瞬間を残せる!
体力的にはかなりキツい時もありますが...笑
終わった後の達成感は半端ないし、疲れて体がボロボロなんてこと忘れます笑
仕事にしなきゃいけないなんて事もなく。
とにかく日常の可愛い、あったかい、好き、そんな瞬間をiphoneでもカメラでもなんでもいいので、残してもらいたいなって思います。
これからも、ステキな瞬間を撮り続けたいです!
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