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ぬか漬けとスキンケア

ぬか漬けを毎日混ぜると、
いっしょにスキンケアもできています。

ぬか床を混ぜて、手を洗った後の油分。
うまく活用すれば、ハンドクリームから
フェイスクリームまでカバーできます。


実は、ぬか床を初めて15年になります。
家にいる時は必ず毎日かき回しています。

毎日触れると、ぬか床に足りないものは、
肌感覚でわかってきます。

塩、野菜、米ぬか、どれかあるいは複数、
不足しているとなぜかわかってきます。

見て、触れれば、わかります。
詳しい分量はわかりませんが、いい塩梅が
なぜかできます。

ただこれだけだと真面目すぎるので、
ついでにスキンケアもするわけです。

容器の入れ替わりはありましたが、
今は結局、最も大きいサイズの陶器(久松(キュウマツ)で
落ち着いています。

おおきいと、混ぜがいがある上、なによりも
まぜやすい。 

小さいサイズでは、挫折しました。

一時は、プラスチック製の
大きな漬け物樽を使っていましたが、

何かいい感じはしませんでした。

後になって思ったのですが、
ぬか床は生き物です。

プラスチックに閉じ込められて、
いいとは思えません。

ぬか床特有のいやな匂いは、
容器を変えるだけで改善できました。
また毎日管理することで、
変な感じもしません。

ベースとなる米ぬかは、良いものであることは
最低の条件です。

おそらく、木の樽でするのが
理想的に思えます。生き物なので、
呼吸もするからです。

実際に九州で約400年、
ぬか床を受け継いでいる家庭では
木の樽を使っていました。

どうやら、50年や100年くらい続いているぬかどこは
珍しくもないそうです。


ただ、色々周りの声を聞くと、
ぬか漬けが続けれらない人が多かった。

自分なりには、まだ15年程度ですが、
それなりに思うコツがあります。

結論は、毎日かき混ぜる。
ついでにスキンケアもする。
夜ご飯の一品を楽しみにする、といったことです。

ぬか漬けと肌も手入れはセットで
考えるといいですね。

基本的に毎日かき混ぜます。
混ぜるだけなので、難しくはないですが、
ある程度考えないと
面倒臭さい気持ちになります。

そのため、いつでもすぐにできる場所に
ぬか床を置いています。

また毎日かき混ぜるので、
冷蔵庫には入れていません。

冷蔵庫を開けて、入れ物を取り出す、
という大きな手間があるからです。

台所にそのまま置けば、気がついたらすぐに
ぬか床を混ぜることはできます。

要は手間を極力省くことです。
そうしないと、面倒くさくなったり、つい後回しにします。

一瞬の面倒くささは、大敵です。

意思の強さや関心があっても、
わずかな気持ちで
簡単なことが
できなくなるものです。


唐辛子やサンショウの実、陳皮、梅酢、
そのほか色々入れるといいですね。季節の生野菜のぬか漬けがとても美味しくできます。奥からしっかりとまぜる。意外に気持ちがいいものです。
ぬか床を混ぜると、手に少しだけ油分がつきます。
わずかな油を活用します。

米ぬかには、少し油が含まれています。
手を水で洗っても、少しの油分が
残っています。

このぬか床を混ぜた時に手につく油で
顔から手、かかとなど、乾燥しがちな箇所を軽くマッサージします。

これで、顔に塗るローションみたいなグッズは
いらないわけです。

ぬか床とスキンケア、セットです。

真夏の炎天下の気温 (今年は台所もきっと30度は超えていたと
思います。)でも、毎日かき混ぜる、塩を入れる、などで
まったくヌカが痛むことはありません。
一日1回は最低、2回程度できるとまずまずです。

夏は良いですが、冬は氷のように
ぬか床は冷えます。

これも、事前に必ず対処します。
たとえば、ボールにぬるま湯でもはっておいて、
すぐに手を温められるようにします。

これだと、寒さは一瞬です。

夏より、冬に方が肌は乾燥するので、
必然的にぬか床は毎日手に
触れるようになります。

ぬか床の油と
ホホバオイルやミツロウ、シアバターで作ったものと
併用すれば、概ね大丈夫です。

ぬかどこは、生活の一部として考えれば、
全く違和感もなく、続けられます。

そして、やっぱり、糠漬けは自作がいい。
おいしいです。

何度か、勉強も兼ねて老舗の糠漬けを買って
いたこともあります。
ですが、おいしいけど、結構くさいものがあって、
正直言って苦手でした。

臭くない糠漬けを、と思って色々錯誤していました。

結局は良い米ぬかをつかうこと、
毎日手入れする、
容器は呼吸を意識したもの、
山椒や梅、その他色々と加えれば十分でした。

腐ることも、カビが生えることも、ありません。

ぬか床あれば、
自然な味、立派な一品ができるわけです。

市販のお漬物は美味しいのですが、
大半は化学調味料などが入っています。

自家製だと、一品をつくれるだけでなく、
ついでにスキンケア、
また何かぬかどこを混ぜる生活もいいものです。




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