『躁鬱大学』坂口恭平・感謝の記
ずっと考えてたことがあります。私ってどうして自分がないのかな、流されやすい、意思がない、わけわからない、わたしってダメ人間。
私は何者なのか。どうしたいのか?何も分からなくて焦って、最終的には親のせいにしたりしてました。そしてエンドレスうじうじ、ぐずぐず。
かと思うと1日中悩み苦しみ、急に気を晴らしご機嫌になると、その急上昇が周りの人から理解されずめんどくさがられ。逆に周りの人の気がしずみ。
なんで、どうして、どうしたらいいの?と悩みが無限ループする、この私。
それが、すごく楽になったのです、最近。
躁鬱大学ってパンチがあるタイトルに尻込みしてたのですが、心がなみなみ、浮き沈んでうまくいかないすべての人に読んで欲しいです。
本当は、この一文に痺れた!この回はここを読むためにぜひ読んで!と微に入り細を穿ちやってやろーかなーと思ったんですけど、ぜひ直接あの素晴らしい言葉の数々に出会って欲しい、衝撃を受けて欲しい。そう思ってやめました。
でもずっとずっとずっと探してた本はこれだったんではないかと、見つかった気分がしました。ずっとみんなそうでしょって思ってたことは、恭平とこの読者の皆さんとは分かち合えるのかなと思いました。私のことがいっぱい書いてあって、ホント、ごくごく水を飲むみたく読みました。(余談ですが、表現する人のレベルが高いから、私個人の心を震わせると言うことだと思います。私の独りよがりではなくて、表現者への最上級の賞賛であります。)
素晴らしい読書経験でした。アウトプットでありながらわたし自身に深く深く潜っていくような素晴らしい体験をしました。
私みたく落ち込みはしゃぐ皆さんにこの文章が行き渡りますように。
色々書きたいのですが、うまくまとまらないので一番星のように綺麗な感謝の気持ちだけここに捧げます。
皆さんも魂の一冊に出会えますように