メモ用詩『蟹の詩』
汽水域
甘藻の森
一匹の蟹
ある日
沈んだ板切れ
つめで刻んだ詩
一日一日
積み上げ
塔のよう
嵐の日
波にさらわれ
板切れの塔
崩れ流れていった
板切れ拾った
一頭のイルカ
その詩を読んだ
イルカは探した
甘藻の森を
蟹と出会い
外洋にでないかと
声をかけ
泡をぷくぷく
蟹は頷いた
《同人誌『汽水域』通信販売開始しました。》
12月1日に開催された文学フリマ東京39にて,私の詩が同人誌に載りました。
2019年から書き溜めた詩の中から,これはというものを選び,掲載しています!
noteでは読むことができない詩が数多ありますので,お読みいただければ幸いです。
下記にリンクを掲載しておきます。