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【味噌】手作りお味噌の食べ頃チェックと保存方法

昨年度、お味噌を作られた方。
おいしいお味噌はできましたか?

約一年前、「おいしくな~れ」と子供達と仕込んだお味噌も、色がどんどん変化し、白っぽい大豆の色から、おいしそうな茶色になりました。

before(左) after(右)

手作り味噌の出来上がり時期

手作りの米麹味噌や合わせ味噌(米麹と麦麹)の場合、
発酵&熟成して、仕込んでから約6か月から1年後が食べ頃になります。
(配合や環境により異なります)

冬に仕込み、夏を越えるとおいしくなると言われています。(諸説あり)
私も何年も作っている感覚から、11月から翌3月頃に仕込んだお味噌は、夏過ぎ~10月頃においしいお味噌になっているイメージです。
(仕込み時期、配合、熟成環境で異なる)

なのでおおよそ9月頃をできあがり目安にしてもよいかなと思います。

私のお味噌作り教室でも、自宅用でも毎年11月頃から3月頃まで仕込んでいます。
冬仕込みも春先仕込みも夏過ぎの同じようなタイミングでおいしくなりますが、色や味わいには少し違いを感じます。
冬は色が濃く、味も濃厚で、春仕込みは色が多少茶系でほんの少しさっぱりしている気がします。
とはいえ、どれもおいしいので優劣はつきにくく、味の好みもあるので、好きなタイミングや配合を見つけるのは楽しいです。

10月仕込み 翌年10月撮影
2月仕込み 同年10月撮影

写真では変化がわかりませんね(笑)

手作り味噌の食べ頃判断

できたかどうかは「味見」をしみてるのがよいでしょう。

色も香りもお味噌色になった頃(9月頃)、お味噌の中心部をちょっと掘って味見をしてみてください。 

中の方を掘り出す

表面に出ている部分ではなく、お味噌の中の方です。(中心部の方が、熟成がより安定しておいしいため)

ちなみに、お味噌屋さんでも味噌桶の中心部のお味噌と、それ以外のお味噌で値段を変えているお店もあるくらいです。

スプーンやお箸などで掘ってちょっと味見をし、「おいしい!」となれば大成功。出来上がりです。
かなりしょっぱい場合は、もう少し熟成した方がよいでしょう。
でも、おおよそ10月頃、もしくは仕込みから1年経っていれば、たいていできていると思います。(私の経験からですが)

できたお味噌の保存方法

味見をして、ちょうどよい味でしたら、さらなる発酵を抑えるため冷蔵庫又は冷凍庫に入れておきましょう。

常温保管しておくと、どんどん熟成は進んでいきます。(色も味も濃くなる)
冷蔵庫に入れることで味の変化が抑えられます。
もしくはおいしさをキープし、ゆっくり消費する場合は冷凍保管がおすすめです。
お味噌は冷凍庫に入れても固まりません。
冷蔵庫でも多少なりとも熟成は進むそうです。

毎回お味噌を使う時に、仕込み袋から毎回みそ汁に使う分を取り出すのは大変なので、できあがったお味噌は、使う分(約1週間分など)をタッパーやホーロー容器に入れておくと使いやすいです。

プラタッパーや(左)無印のホーロー(右)

老舗のお味噌屋さんも、約1週間分をタッパーなどに取り分け冷蔵庫保存し、残りは冷凍保存にすることで、長くおいしく楽しめるとおすすめしてくれました。

容器は、しっかり空気を遮断し、できるだけ使い慣れたものや、開け閉めしやすいものがいいでしょう。

ちなみに私は、昔買ったお味噌の容器がとても使いやすく、しかも丈夫な作りのため、手作り味噌をこちらに入れて3年近く使っています。(ちょっと味噌がついてて見た目汚いですが)

そして、このお味噌はとてもおいしいです。長野の道の駅で買ったのですが、Amazonでも購入できておすすめです。

私も自宅用はテストのように色んな条件や時期で仕込む、翌年の出来上がりを楽しんでいます。
お味噌の種類は、米麹味噌や、合わせ味噌、麦味噌、黒豆味噌を作っています。
これらを、生麹や手作り麹で作るのがメインですが、テスト用に乾燥麹や、水煮大豆を使ったり、いろいろ試してみています。
また新しい発見があったらお伝えしますね。

これはほんの一部


ではでは、できたお味噌、家族やお友達とぜひおいしく頂いてみてください。
そして、おいしかったら、ぜひまた来年の楽しみのために仕込んでみましょうか♪


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のんのん
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