日本茶検定受けてみた(受験勉強や注意点など)
緑茶が好きで毎朝急須でお茶を淹れている30代後半の私です。
先日、「日本茶検定」を受験しました
もっと緑茶のことを知りたいと思い、出会った「日本茶検定」。
公式テキストでは、お茶の種類や歴史、成分、淹れ方、生産など様々なお茶に関することが学べます。
オンラインで受験でき、試験勉強は基本的に公式テキスト1冊です。
とても手軽に受験ができます。
私のように
・お茶についてもっと知りたい
・お茶をおいしく飲みたい
・お茶を楽しみたい
・お茶の知識を深めたい
という方にはおススメです。
日本茶検定を受験するにあたり、公式テキストで学び、歴史や成分、作る工程まで知ることができ、ますますお茶が好きになりました。
日本茶検定についてや、私の受験対策、実際の試験についてお伝えします。
日本茶検定とは
日本茶検定とは「NPO法人 日本茶インストラクター協会」が実施している検定です。
受験資格
年齢や資格制限は設けられていません。
試験はインターネットによる受験です。
そのためインターネットがつながるパソコンがあれば誰でも受験できます。(日本語での出題のみ)
申込時期と受験期間
申込時期は2月・6月・9月の年3回。
(公式HPには”10月”と記載されていますが、実際は9月では?と思っています)
受験期間は、申込のほぼ翌月3月・7月・10月に設定されています。
指定された約1か月の期間内に受験します。
受験料
3,300円(税込み)※2023年7月時点
申込みと受験料振込み
申込は協会HPから行います。
指定された期限内に受検料を振り込みます。(郵便振替または、ゆうちょ銀行)
検定協会が振込を確認した後、メールにて受験番号等が登録したメールに送られてきます。
私は週末をはさんだだめ、2日後くらいにメールが来ました。
出題形式
全て公式テキスト「日本茶のすべてがわかる本」から出題されます。
解答方法は、◯✕式か、2択もしくは3択の中から一つ選びます。
前半試験と後半試験の2部構成です。
各50問、合計100問、が出題され、制限時間は各50分です。
記述式問題はありません。
出題はランダムに100問されていて、1人1人出題される問題が異なるそうです。
前半と後半の出題範囲も、公式HPにて提示されています。テキストの出題範囲は以下の通りです。(章の順ではありません)
出題範囲
前半試験:お茶のプロフィール、お茶のおいしい淹れ方、
お茶ができるまで、お茶の健康効果、お茶の話あれこれ
後半試験:お茶の成分、チャの育て方、お茶の生産・流通・消費、
お茶の歴史と文化、お茶の審査
無作為に50問ずつ出題されているため、全て網羅しておく必要があります。
受験期間
受験期間中は、自分の都合の良い日に受験ができます。
試験は前半と後半(各50分間)で構成されているので、別々に受験することも可能です。(受験期間中に受験すること。受験し忘れに注意。)
合格点
60点以上が合格です。
1級90点以上 / 2級75~89点 / 3級60~74点
合格点により等級が付きます。
目指すは1級!
合否判定は、受検期間終了後の翌日から約10日間、受験IDとパスワードを入力して確認できます。
「得点を見る」
合格者には、等級がついた合格証が後日郵送されます。
日本茶検定の過去問
過去問は公式に販売されていないようです。
受験詳細のHPにて、テスト環境確認のため、10問の模擬試験が受験できます。
出題のイメージをとらえておくためにも、一度模擬試験を受けることもおすすめです。
公式テキストに注意(改定されます)
試験問題は公式テキストから出題されていますが、
注意点として、次回第45回2023年10月実施分から、公式テキストが変わるそうです。
「改定版 日本茶のすべてがわかる本」(黄色の表紙)へ変わります。
以前から受験しようと思ってテキストは買ってあったが温めてきた方、中古で旧テキスト(緑の表紙)を購入した方は、ご注意ください。
受験勉強(方法と期間)
ここからは私の受験体験談も含めた説明になります。
私は、日本茶検定受験に向け、3月に公式テキストを購入、6月に受験申込み、7月受験を目指しました。
受験前約2,3か月間、スキマ時間にアンダーライン(特に用語や説明など)を引きながら一通りテキストを読みました。
受験直前の数日、再度テキストを一気に確認しました。
(私はテキストをトータル2回通り確認しました)
10問の模擬試験で、出題方式を確認しました。
用語に関する問題も多く出題されます。
テキストの最後索引がついています。索引の用語から、この用語どんな意味だったっけ?と考えるのも勉強になると思います。
(受験してから気づきました)
検定試験受験本番
受験期間中であれば、いつでも受験ができます。
自分で設定した受験日当日、トイレを済ませ、PCの前で準備です。
解答途中で遮断されることがないように、環境を整えて挑んでください。
協会から送られてきたメールに従い、URLを開き、メールに書かれたパスワードなどを入力します。
試験区分の「前半試験」、「後半試験」をクリックすると開始します。
前半、後半それぞれ制限時間が50分です。
問題の上部にカウントダウンタイマーが表示されます。(なんか焦る…)
制限時間が来たら終了です。
制限時間内に終了する場合は、「テスト終了」ボタンを押して終了します。
試験前の注意事項をよく読んでから受験してください。
試験は、〇✕、または2か3択から選んでいきます。
問題文は2,3行程度の短い文章です。
ただ、テキストの文章がそのまま出題されるのではなく、「〇〇の工程は✕✕の工程より後に行われる」のようなちょっとひねった(?)ものもあるので、なかなかすぐ答えられない問題も多くありました。
なお、制限時間内であれば、回答を変更することが可能です。
試験中「テキストを確認しながら受験できるのでは?」と思われる方も多いと思います。
そこは受験者が何を得たいかにゆだねられると思いますので、自己判断でお願いします。テキストが必要な方は、手元に準備を忘れずに。
ただし、私の感覚では、50分で50問(1問当たり1分)が意外と時間がなく、一個一個テキストを確認しながらだと、制限時間内に回答できない可能性はあるのでご注意ください。
私は一通り解答し、不明なところは番号をメモしておきました。
そして50問終わったところで、公式テキストをチェックするという形をとりました。
思った以上に時間がなくて終盤慌てました。(焦って答えを間違えました…)
用語関連についての問題も多く出題されます。
テキストでチェックする場合は、テキスト最後の索引を活用するとスムーズだと思います。
合格率
公式HPによると、合格率は90%以上です。
1級か2級の方がほとんどです。
難易度は、受験者の習得度によるので一概には言えません。
ただ、問題は全てテキストから出題されています。
逆に言えば、テキストさえおさえておけば合格できます。
受験時間が思ったより短いので、私のようにカウントダウンによって焦る人はお気をつけて。(焦り禁物)
受験してみて
私が日本茶検定を受験したのは、お茶が好きなこと、緑茶の知識を深めたいことと、健康に関する講座を行っている身として、お茶が好きや話のネタにでもなったらいいなと思い受験しました。
そのため、公式テキストの内容の、茶の歴史や種類、成分については、とくに興味深かったです。
お茶県出身の私は、お茶が体にいいことは、幼い頃からなんとなく染みついますが、学んだら、お茶の効能や栄養、味の仕組みがすごすぎて、ますます飲みたくなりました。
また、受験にあたり、必要な費用は、受験料+公式テキスト1冊だけでした。
受験料3300円 +テキスト2420円(実際中古で購入したので1700円くらいだった)と、テキスト込みで6000円弱です。
しかもこの公式テキストはお茶に関して網羅されていておもしろいのにこのお値段なので、私にはリーズナブルな検定だと思います。
ただ知りたい方は、検定を受けなくても、テキストを読みだけでもおもしろいと思います。
それにしても試験は焦る…試験っていつぶり?
旋盤加工の技能検定以来かな?(これまたマイナー)
今回の日本茶検定の結果はいかに!?
今月末に受験結果がわかります。(どきどき)
お茶愛が届いて、1級とりたいなー。
結果報告は改めてさせていただきます。
緑茶についてご興味のある方、ぜひトライしてみてください。
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