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とりあえずビール的な

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とりあえず読んでもらいたい記事をまとめてみました。 稚拙ですが何卒。
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記事一覧

汚い川と夏

汚い川の上で、並走する列車を見ていた。 ここは大阪、川は淀川。 耳元で流れるお気に入りの音楽を無視して、リトルイージーがおしゃべりを始めたので無性に書きたくなった。 音を止める。 どうやら梅雨が明けたらしい。 カラッとしていればまだ良いものの、とてつもない暑さは湿度と共に訪れる。 炎天下の中、青色のつなぎに黄色いヘルメットのおじさんたちが線路の工事・点検に携わっていて、こんなすぐ横を電車が走ってて怖くないんかな。青いつなぎむっちゃ暑そうやな。とか、ひとりでに思う。 ここ

XがまだTwitterだった頃

今は昔、XはTwitterという名前だった。 その少し前に、コロナウイルスによるパンデミックが発生したり、元首相が銃撃されて死んだり、第一志望を目指して浪人するやつなんかがいたりした。 そして確か同じくらいの時期、大手事務所の元トップの性加害問題が明るみになったり、原爆処理水が海に流されたり、膝を捻挫して残り少なくなった夏休みを家で大人しく過ごすしかなくなったやつなんかがいたりした。 2023年夏の出来事。 シンリズムが本名だと知り、何かが救われたような気がした。それと同

ぐるぐる回って歌ってたわ

鳩が鳴いている。鳩が鳴きやんだら、ヒヨドリが鳴き始めた。 土曜日の昼。曇り空の下、人の気配は少なく、たまに電車の音や車の音、バイクが走る音が聞こえてくる。 服と本とCDに囲まれた部屋の中、昨日買ったばかりの愛するバンドのスウェットを着てキーボードをひたすらにはじく。 ついに始まった三回生の秋学期。初回はオンデマンドでの受講となることが多いため、溜まったいくつかの講義を視聴し課題をやろうとしていたのだが、どうにも進まない。 頭の中で昨日を反芻して、いろんなことを思い出して、気

リハビリ03 ここは東京

不確かな心と裏腹に、確かな足取りで夜道を進む。ここは東京。 1月下旬。愛するバンドの独立記念ライブに合わせて東京に行った。 せっかくだからと、3泊4日滞在し多くのまちを歩いた。 新宿、渋谷、青山、下北沢、荻窪、高円寺、阿佐ヶ谷、上野、六本木 知らないまちに居ながら、そのまちを知っているかのような速度で歩くのがいい。内心ビクビクしながらも、堂々と歩くのが楽しい。 いつだって助けてくれた位置情報は最近嘘をつくが、顔を上げれば目印はどこにでもある。本当に迷子になれば、助けてくれ

ミッドナイト・アバンチュール

最近は思考が早すぎて、言葉が度々置き去りにされていく。 中途半端な下書きと形にならない考え事ばかりが増えて、寒さと早い日没に飲まれる。 太陽が眠った世界を歩いて帰る。相変わらず意識は路地裏の猫に向かうが、今日は現れないみたいだ。 側に居るのは耳元で流れる音楽と明るく照らす街灯だけで、ふとポケットに突っ込まれたひとりの両手を寂しく思ったり、今年を振り返ってみたりする。 通り過ぎていった人とか、放った言葉。まだよく知らないのに向けられた感情、それに向き合えず無くしたもの。引

日日是程々好日!

警備のおじちゃんと笑顔で挨拶。バスの運転手さんとコンビニのおばちゃんに「ありがとうございます」と一言お礼を。 そんなささやかな交流が、割と私を支えるパーツになっている。そんな気がした今日の朝だった。 ──と、無駄に良い子ぶってしまったなと思ったので追記。憂鬱な朝には、会釈しかできないなんてことも全然あります。あるよね、そういう日もある。 思い出すことがあったので時を戻して、朝5時のアラームを止める。久々の早起き。 今日はココアが飲みたい気分だったのに、気付いたら珈琲豆を挽い

Nikki!? w/Chaos

2023/06/17 喫茶店でバイトをしている。 モーニングの時間、初めて見るおじさんが来店。登山でもしてきたような格好だ。しかしここは都会、山などない。わたしの頭にはクエスチョンマークが浮かぶ。 ただそこはバイト歴1年、当たり前だが平静を装い 「いらっしゃいませ。お冷失礼します。」 と声をかける。 ところで少し脱線するが、 お冷が「失礼する」ってなんだ?なんか日本語変じゃない?と思い調べた。 「お冷失礼します」と言う文はわりと使われているようだ、と言うことしか分からなかっ

言葉についてのエッセイ的なもの

「as if 神殿」な大学のデカ図書館に籠り、書を読み漁る。 いわゆる学術書に分類される本の中にも出来損ない(追伸 著者の皆様 ごめんなさい)みたいなのが多々あり、よくもまぁこんな中身も根拠も無い本が発行できるなと心の中で毒付いてみせる。 全てを鵜呑みにするのではなく、「これは根拠が明確で筋の通った主張だ」とか「こちらは浅識で、この部分の根拠が弱いな」とか、そういうふうに批判的な読書ができるようになっている。大学生としての成長を実感する。 ふと顔を上げると窓の外は暗い。灰色

祝日授業日、通常運転

祝日。静まり返る街を背に、仕方なく動く足は私を大学へと運ぶ。 風を切ってすごい速さで歩くおばさんを横目に、意識は伸びかけの前髪へ。 そういえば、お肌ツヤツヤで「The 美」な先生との面談があるからマスクを持参するつもりが忘れた。ルッキズムに毒されたコンプレックスが疼く。本当にもう毒されすぎている、辞めよう辞めよう。 いつまでも青春を忘れないおじさんが、「今んとこはまぁそんな感じなんだ〜」と歌うのを聴いていたら無事乗り換え地点へと到着。まぁそんな感じ。 次にフリッパーズギ

夏の暖房 分かり合えない私たち

驚いたことに、エアコンとの意思疎通ができておらず、部屋には暖房が付いていた。 古川日出男の『MUSIC』を読んでいたが、ふと違和感に気づく。 窓を開けると外が涼しい という夏には不似合いな体験をしつつ、眠れなくなったので記事を書くに思い当たった。 早いことに、8月も後半となった。 夏休みが始まれば、noteたくさん更新できるかも、などと思っていたが現実はそうは行かず。 面白いことに忙しくなかなか更新できなかった。 文章力を求め、また、何気ない日々を少し誰かと共有したい と思

未来の話 愛するためには努力と知性が必要らしい

ここ数日、家に引き篭もることしか出来ないが故に感じる虚しさや罪悪感を誤魔化すために毎日noteを書いている。 昨日とても好きなドラマを見つけた。『À Table!〜歴史のレシピを作って食べる〜』と言うドラマ。 似通った空気感を持つ主人公夫婦が、一緒にお買い物をして、お料理を作って、食べて、晩酌をする。穏やかに流れる日々の記録みたいなドラマですぐに大好きになった。 夕食時のワインは代わりばんこで選ぶのが2人のルールで、 「本日は〇〇のワインをご用意しました〜」 「おっありがと

予測不能な旅、音楽の謎と魅力

「君がそばに居てくれないと困るのに」と言いたくない 本日も休憩がてらに書いてみよう。 今日は朝から、将来のこと・今やりたいこと・それにつながる学びとは何なのか、などいろんなことを考えて疲れてしまった。 「なんか疲れてしまった」という歌詞で始まるPanorama Panama Townの「Black Chocolate」という楽曲がある。 この曲を初めて聴いた時、 「君がそばにいてくれないと困るのに」という歌詞にはあまり共感したくないと思った。 共感されたいが為に作ってる

とある日の所感 カネコアヤノのライブ

2023/06/28 〈筋トレ〉 水曜日は全休。 今月からジムに通い始めた。全休の水曜と、休日日曜日。筋トレ初心者にありがちな、「肩と腰を使ってしまう」を体感しながら、使いたい筋肉を意識して鍛える。 人は裏切るが筋トレ(筋肉)は裏切らないらしいので、早く信頼関係を気付きたいと思う。 筋トレ後に眠たくなりすぎるので、母の勧めでBCAAとやらを摂取した。というか、買っていただいた。そして飲んだ。 BCAAを摂取すると、激しい運動によって引き起こされる筋損傷・筋肉痛、疲労感に効

6月5日(月)の所感 7時25分現在

大学が遠いこと、朝はのんびり準備したい(と言うかテキパキできない)ことから、日々5時台に起きている。 ところが最近は、目覚ましが鳴る前、4時台に目が覚める。どこぞのばあちゃんや。 今日も今日とて、4時30分に目が覚めた。 30分ほどダラダラして、朝の準備を始めた。 もうアイスコーヒーの時期だなと思い、昨日準備しておいた水出しアイスコーヒーをグラスに注ぐ。朝ごはんを食べて、その他諸々準備を終えた。 今日のトップスは赤い古着のポロシャツで、白いラインが入っていた。ラインの色に