ミッドナイト・アバンチュール
最近は思考が早すぎて、言葉が度々置き去りにされていく。
中途半端な下書きと形にならない考え事ばかりが増えて、寒さと早い日没に飲まれる。
太陽が眠った世界を歩いて帰る。相変わらず意識は路地裏の猫に向かうが、今日は現れないみたいだ。
側に居るのは耳元で流れる音楽と明るく照らす街灯だけで、ふとポケットに突っ込まれたひとりの両手を寂しく思ったり、今年を振り返ってみたりする。
通り過ぎていった人とか、放った言葉。まだよく知らないのに向けられた感情、それに向き合えず無くしたもの。引っかかりかけた悪い縁。運命的な出会いと裏腹に、止まらん残念発言。思い切って乗った波、好きな言葉遣いをする人と、新しい環境、好きな音楽、思いがけない縁。
思いもよらない現実とか、揺れてばっかりの感情。
某ドラマじゃないけど、
妥協で合わせてみるとかやっぱり出来んくて結局まだひとりが楽しかったり、ふたりに憧れたり、さんにん、よにん、、、と増えていったり。
愛するバンドの独立、ライブの熱狂。溢れかえった本棚とCDのコレクション。
好きなコンビの解散、脱退、他人の恋愛。外野はなにも困っていないし求めていないのに、週刊誌が騒ぎ立てて壊れる誰かの人生。知りたくない、流れていく情報。円安、低賃金、汚職。
なめた態度に反骨精神、無駄なプライドなんか捨ててくれと思うだけで自分も同じ。
のらりくらりと生きていけそうで、優しいけど"絶対誰にも見せない内側"を持ってる先輩。なぜかもう一生会えない気がするけど感傷に浸るでもなく、貰ったクッキーは一瞬で平らげてしまった。その先輩がいたからこそ続けていたバイトの進退はずっと決めかねている。
1番の親友とは生活リズムが合わなくて疎遠になった。
その代わり、常に新しい刺激をくれる戦友とか、初対面でも昨日の続きみたいなノリで話せた最高の友達、ちょっと憧れる生き方してるかっこいい人と出会えたし、
ずっと会えていなかった高校時代の友達とか、ネット上では長い付き合いになる友達にも会えた。
大学の仲良しふたりとはさらに仲良くなったし、いろんな話をした。この前、「そんなふうに話聞いてくれたり応援してくれたりする〇〇(takeiteasy)の存在があるから頑張れる!」とポロッと溢してくれた言葉が嬉しくて、それと同時にまた別の人達からかけてもらった嬉しい言葉も思い出す。もう1人の仲良しも、こないだ柄にもなく「いつもありがとう」とか言ってきた(くれた)のでびっくりした。
ちゃんと言葉にして伝えてくれる人が多くて、"あーいい友達に恵まれてるな"と思った。
今年は特に、自分から言葉をちゃんと伝えることを意識して生きてたからか、周りもたくさん伝えてくれたような気がした。偉くなってもこの気持ちだけは忘れずにいたい。
目的地を決めずに書き進めたら、途切れ途切れに今年を振り返ったのちに、改めて周りの人達との関係最高やんと実感するに至った。
変わらずに最高で在ると共に、最高を更新し続けていきたいから、ブレない軸でまだまだ突き進んで行く。全部大事にしていきたい。
12月後半戦、そしてきたる2024、
まだまだやってやろうじゃないか という気持ち。