盲目と阿片

不確か。あまりにも不確かだ。絶望の他に何も確かさを感じられない。されどその絶望と云う絶対がまた辛くて、しばしば阿片に手を染める。すると、しばらくは気持ちがよくなって、希望に確かさを感じるようになる。しかし、希望は結局不確かなので、時間が経てば絶望に帰る。絶望に帰ると、また阿片を求め、阿片を求め、阿片を求め、生きてゆく。この繰り返しである。どうか、この盲目な弱さを許してほしい。盲目な私は、このようにしか生きられないのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?