窮屈な空間を飛び出して、上品にハメを外したい:直近行きたい美術館・博物館リスト
年末に今の住まいに越してきたが、まだこの住居の暮らしに慣れない。
キッチンには、それぞれが一人暮らしで使ったキッチン用具、調味料が、二人分以上に並んでいて、リビングを侵食している。ラップやアルミホイルも複数あるし、鍋やフライパンの数も多い。調味料は、同じものが二つ以上ある。油や醤油やお酢なんて、何種類あるかわからない。私一人分の油だけでも、サラダ油、ごま油、オリーブオイルがあるし、MCTオイルって何やねんって話だ。きっとアマニ油、エゴマ油なんてのも、どこかから出てくるだろう。
二人共有のスペースだけじゃない。私の部屋にも、段ボール箱が15箱ほど、開けられずに、部屋の中に積まれている。
どうも、気持ちがすっきりしない。
今まで、気持ちが晴れない時、自暴自棄というか、ちょっとだけハメを外してきた。暴飲暴食したり、おもしろくもない漫画、だけど、ダラダラ読めてしまう漫画を大人買いして、時間をつぶしながら、散財してきた。が…、二人暮らしをはじめて早々に、酔いつぶれて床に横たわってばかりいるわけにいかないし、引っ越し代でだいぶお金が出て行ってしまったので、しっかり節約モードに切り替えたい。来週、所用を済ませるための有休の合い間に、気分が晴れる展示でも出かけてみようと思っている。
最近気になっている美術館、博物館をピックアップしてみた。
東京都写真美術館
以前から、行ってみたいと思っていた。
自分では撮らないが、写真というものに最近興味があった。
企画展は今、長尺の映像を流しているようなので、常設展があれば、行ってみたいところ。でも、サイトを見ても常設展の内容がわからない。写真がわからない私にも楽しめるものだろうか。
東京都現代美術館
まぁまぁ出かける東京都現代美術館。
とはいえ、絵画以外の現代のアート作品を見に行くことがない。見方がわからないのだ。絵画は、キャンバス上の表現、過去の表現の歴史について、大人になるにつれ、多少はインプットしてきたので、いいと思えない場合でも、少しは楽しむことができる。
今、開催中のものは、現代アートの作品だが、フォローしている方のこんな投稿を見かけて俄然興味が湧いてしまった。
感じるものがあるかわからないが、ちょっと行ってみたい。
刀剣博物館
これこそ写真や現代アート以上に、見方がわからない。
でも、住まいのある場所と同じ墨田区内。割と近いので、見方がわかれば、今後、見る機会も作りやすいと思っている。
見方も、良し悪しもわからないが、美しい刃がシンとした空間に並んでいるのは、どうにも厨二心をくすぐられるものがある。
ただ本当に何もわからないので、頭の中で、展示の刀剣を握って振ってみる想像をしてみるくらいしかできない。あとは展示の説明を読むくらいだろうか。
書道博物館
2023年は、三度か四度伺った書道博物館。
今の展示は、こちら。
こちらは、刀よりは、見方を心得ている。展示物の上から見て、脳内で文字をなぞるのだ。脳内で刀を振ってみるのと、なんら変わりはないが、それでも、点や払いに気を巡らせた、書き手の思いや技量をわずかばかりは感じることができる。見ていて疲れるが、非常にエキサイティングだ。
さて、どこに行こうか…
所用の合い間なので、2時間ちょっとくらいだろうか。移動も考えると、もっと短い時間しか見れないかもしれない。見に行けば、どうしても、見た感想を言葉にするまでその場にいたい。展示数にもよるが、2時間じゃ足りないことが多い。短い時間だと、何とか言葉にしようともがいて、気になった作品とその他の作品を見比べるために、何度も往復することになって疲れるし、周りの方も落ち着かないだろう。短い時間でも、欲張らずに、展示をゆっくり見れるところがいい。となると、どうせ見てもわからない、常設展しか見ない予定の東京都写真美術館だろうか。企画展は、終了までに時間があると思っていると、結局、見ないで終わってしまうことがよくある。去年は、西洋美術館の「ピカソとその時代」、東京都美術館の「ローマ展」を見逃した。となると、なかなか見る機会のない東京都現代美術館だろうか。うーん… とても悩ましい。それより、仕事をキリのいいところまで終わらせないと、特に来週は、有休は取っちゃダメだぞ。ダメだぞ…