成功するダイエットマネジメント(4)方針
あなたは今までダイエットが成功したことがあるのか?
私の答え:「ない」
短期的、半年くらいならば成功したかもしれないが、過去30年以上、体重も体脂肪率も血圧も血糖値も尿酸値もγ-gtpなどの不健康度数が右肩上がりである。
いつの間にか海で水着になる際にTシャツは脱げないようになった(紫外線は二の次)し、シャツの首周りだけ広がってスーツも似合わず不経済でおしゃれじゃない。
体力が落ちて歩くのもしんどいし、段差を軽く飛び越えることにも恐怖を感じる。
何より、夏の薄着に対応できない体のデザインが気に入らない。
と言うことで2024年の夏にはTシャツが似合うようになる!という目的=ゴールを設定した。そのためには毎月どのくらい体脂肪を落として筋力をつけるのかという目標=過程管理をもとに方針=方法を決定していく。「痩せたら嬉しい」人から「ボディビルコンテストのために3ヶ月で体脂肪8%まで」な人であっても、この流れは変わらない。目標と方針は目的をもとに決まっていく。
この流れの管理のことをダイエットマネジメントとここでは呼ぶ。
まず私が始めたのは現状把握と方針決定に時間を使うことだ。
2時間/日運動して1ヶ月で3キロ痩せられるとして(前回提示)も、毎日2時間の運動時間の確保はかなり厳しい。
と言うことで1万歩/日を歩く計画を立ててみた。
その際に大切なコツを以下に記す
コツその①:損益分岐点的目標と方針の設定
私にとって1万歩は約8km。
1kmを10分で歩くと約80分/日の運動時間が必要となる。
これならば毎日捻出しやすいかもしれない。
マネジメントにとって一番の勘所になるポイントが数値で管理すること。
だが1日1万歩と言うことは月に30万歩。週単位で7万歩。
なかなか厳しいものがないか?
と言うことで私は別の数値を設定した。
それは1日5000歩、月に15万歩を最低限の目標設定をすることだ。
妥協でも甘やかしでもない。15万歩が達成できればダイエットの最低カロリーが達成できると言う計算をもとに最大30万歩いったらボーナスだと考え方を変えてみたのだ。
損益分岐点(売上高)とは商売でいうところの「売り上げと原価や経費が同じになる点」のことで、トントンと言われる状態。下回ると赤字になるし、上回ると黒字になる。だから分岐点を越えたら売り上げが上がれば上がるほど利益が最大化していく。
経営やダイエットでは、マックスの数字=理想の数字で考えてしまいやすい。
商品や経営が分岐点500万円、売り上げ目標が700万円のポテンシャルなのに、いきなり売り上げ目標が1000万円と掲げるようなものだ。ダイエットも経営も継続して体力(資本や人材、筋肉量)を上げることで次の期に1000万円を達成すれば良い。個人事業主がいきなり三菱商事にはなれない。
私の場合、夏にTシャツが似合うという目的だから、なんとしてでも90→80kgにならないといけないわけではない。だからこそ目的に合わせて途中の管理数値もフレキシブルに考えたらいい。だから「ここまでできたら成功=黒字」という最低限で確実に実行できることを管理していくことをオススメする。
ちなみに2月20日15時の時点で208,075歩である。今月の最低目標は15万歩だったのでもうすでに達成している。体重も落ち始めている。今月あと9万歩程度でボーナスステージに到達するが、無理はしない。しかし、今夜も歩くだろう。
コツその②:第三者の視線を意識する
ダイエットでも、まずは達成できる数値を設定することが大事だ。10kg痩せるとしても体重100kgの男性と55kgの女性では意味も方法も異なる。
(5)に続く
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