個人化 (認知の歪み 10-10)
「元気ないわね、どうしたの?」
「うん、仕事でミスしちゃったの…」
「あなたがミスするなんて珍しいわね」
「私じゃないの、後輩のミスなんだけど…」
「後輩のミスなのね」
「そう、でも、私のチームの仕事だし、
私がちゃんと面倒見れてなかったから、
私の管理不足、私の問題なの…」
「そんなに思いつめなくてもいいんじゃない?
だって、あなたは、ちゃんと後輩の面倒を
見ているし、責任感もあるし」
「違うわ。全部、私の責任。
私に問題があるのよ…」
悪い結果、悲惨な出来事、不幸な展開、
良くないことが起こると、
自分の言動と関連付けて、
責任や原因が自分にあると考える
思考パターン。
自分に全く関係の無い状況でも、
自分に関連付けて、自分を責めるので、
罪悪感や落ち込みに繋がりやすい。
ーーー
アルバート・エリス の
『論理情動療法』
ABCモデル(ABC理論)
A(activating events)出来事
↓
B(belief)信念、受け止め方
↓
C(consequence)結果、感情
※出来事から生まれる感情の前に、
その人独特の受け止め方がある
※受け止め方を変えれば、結果も
感情も気分も変わってくる
仕事でミスが起こった
(A 出来事)
↓
私の管理不足だ
(B 受け止め方)
↓
もうダメだ、私には能力が無い…
(C 結果、感情)
と後ろ向きな受け止め方も出来るし、
仕事でミスが起こった
(A 出来事)
↓
ミスは起こるもの、人間だから
(B 受け止め方)
↓
次からは同じミスを起こさないようにしよう
良かった、良い経験になったね
(C 結果、感情)
と前向きな受け止め方もできるし。
つまり、
出来事に対する
受け止め方次第で、
気持ちは変わってくる。
出来事が気持ちを生み出すのではなく、
出来事に対する受け止め方が
気持ちを生み出している
と考えることが出来れば、
受け止め方を変えて、
気持ちをコントロール
前向きに捕えよう!
と考えることも可能。
そうすれば、
心が楽になるかも。
出来事は変えられないけど、
受け止め方は変えられるんだ。
受け止め方次第で、
嫌な気分になったり、
良い気分になったり、
結局は自分次第なんだから。
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