【子どもたちをメディア依存から守る】
いち早くICTを取り入れて自由に学ばせてきた先進的な学校、
タブレットを家に持ち帰らせてきた学校
などの関係者たちから、
子どもたちのメディア依存の対応に苦慮している
という情報が届くようになりました。
児童精神科医や心理カウンセラーたちとも話しました。
問題に気づき始めていますが、予防にまで頭も手も回っていません。
治療法もご存じありません。
そもそも一人一人の治療者には情報が少なくて、個別ケースとしてしか見えていないようです。対応の方法を知っている治療者は実はごく少数です。
治せないのに事例が増えてきたのです。
コロナ禍が後押しし、文科省の施策にもなり、イケイケムードの中で、
苦悩している親子や関係者の皆さん。自分たちだけだと思っていませんか?
コントロールできる条件がある、情報をいち早く得られる家族がいる子どもは幸いです。でも、一般家庭、多忙な親はそうはいきません。
子どもたちの脳の健康、心身の健康を守らなければなりません。
手をこまねいている時間はありません。
知らなかったんだ、では遅いのです。
ICTを使わないようにと言っているのではありません。
以前、私が書いたnote を改めて読んでほしいので、ここに貼付します。
苦しむ親子をこれ以上増やさないためにできる限りのことをしましょう。
子どもたちに被害が出たら、加害者は私たち大人です。
ICTを推進すれば、お金も動くし、注目を浴びて評判にもなります。
うまくいっている子どもたちを増やしたいと思うでしょう。
だから推進したい人たちには、この問題に目を向けることが困難でしょう。
たいした問題ではないと一蹴するばかりか、時代遅れだとみなすかもしれません。一部の子どもたちのことだと思っています。本当にそうでしょうか。
ごまめの歯ぎしりかもしれないけれど、ごまめを増やして、1人でも多くの子どもたちを守りたいと思うので、投稿しています。
まず、ICTを使わせる前に
1)健康被害について大人たちが知り、
2)子どもたちにどういう心身のリスクがあるか具体的に情報提供して下さい。
3)その上で子どもたちと使い方の相談をしてください。学級、学校、家庭単位がいいでしょう。足並みを揃えましょう。周囲の子どもたちが使っていたら、止めるのは困難で、友だち関係にも影響します。
4)世論を作る必要もあります。大丈夫か?対応が必要だという意見を増やしましょう。問題の渦中に入ってしまった人たちはもはや声をあげにくいのです。
5)施策に関わることのできる人は、国による研究や対策が進むように声を挙げて下さい。既に資料はいろいろとあるはずですが、それらが活用されていません。研究調査を研究調査に終わらせず、施策に反映することが必要です。
あのとき、投稿を読んだのにとあとで思っても、元に戻すためには何倍もの労力がかかり、犠牲者は出たあとになります。
予防しましょう!
これ以上苦しむ親子を増やさないために。
#社会的マルトリートメント #メディア依存 #一般社団法人ジェイス #GIGAスクール #オルタナティブ教育 #ICT #文科省 #子どもとメディア