言葉の還る場所で
詩人と歌人のそれぞれの分野・作品に対する思いなどが語られている。
どこにでも住めて、引っ越したその日のうちに知り合いを作れるという俵さんのコミュ力はすごい。
谷川さんは基本東京育ちなので、その辺はムリそうだという。
朗読・リーディングについても語っていた。
現代短歌はあの、長く伸ばすような読み方をするのか とか。
谷川さんの講演は二度聞いた。
リーディング込みのものだった。
一度は、谷川さんがまだ73歳の頃 何故覚えているかというと
本人が、「74歳になったら、『ななじゅうヨン様』と呼ばれたいと言っていたから。
まだ、「冬ソナ」の流行の残滓が残っていた。
俵さんは「愛の不時着」がお気に入りのようだ。
あれは良い と対談中に五回も作品名を出してしまった
(自分でも出し過ぎですねと言っていた)
楽しい対談だった。
ポエム(詩作品)とポエジー(詩情)の違いを
ちゃんと区別しないといけない
というのは谷川さんの言葉である。
私は、ポエジーというのがあまりわかっている気がしないのである。
この対談に出ていてまだ読んでいなかった詩集を借りて来てしまった。