地平線

昨日　以前住んでいた駅に降りた。
墓参りである。お彼岸に暑すぎたこともあってずれにずれた。

久しぶりにそのあたりを歩いてみて気づいたのは
広い道路が多く、住宅地の道も比較的まっすぐで、
なんと山が見えた。丹沢だと思う。

何十キロも離れた山と空の境界線なら、地平線だ　と言えるのだけれど
今の我が家の周辺は。
西の方に向かう道は緩やかにカーブしていて
道沿いに家が建っている。仕方がないことだ。
だが
その、２００メートルも離れていないところの空と屋根の境目を
地平線とは呼びたくない。

安全のためにたくさんの街灯が立ち並ぶ地域に住んでいるが
星が見えないと嘆く自分は
へそ曲がりであるという自覚はあるのである。