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ミセスハリス パリへ行く

遅ればせながら「ミセスハリス」を見た。
本物の善良ってすごい。
下働きの目線しかないが、実は世の中は下働きの人の方が多いというのが
実際のところ。

夫は戦死。
家政婦として働くが、雇い主は自分は贅沢をするのに
給料は払い渋る。

パリに来て、貴族の男性にアプローチされてシンデレラ的な展開があるのかと一瞬思わせるが、そこにも見えてしまった微妙な傲慢さ。

結局、一番最初に望んだドレスで、一番最初に踊ろうと言った人と踊る。


絵本では、パリ以外でも、モスクワだのニューヨークだの国会だのに行っているらしい。続編ができたら見たいけれど、今の情勢では「モスクワ」は難しいのだろうか。


実を言うとこんな風に家事能力が高くて、コミュニケーション能力が高い人には羨ましさしかない。
(そうなりたいともなれるとも思わないので、劣等感とはいえなさそう)

上から目線でなく、物おじせず自分を卑下することなく善意で人に接する。いつか幸せを掴めそうな人の典型である。

そうであっても、夫は戦死するのである。



昔何かのドラマで
絶対に信号は青でないと渡らない というような「良い人」がいて
自分はそうはなれない と強く思ったことがあった。
丹波哲郎さん的な「霊界」では、中位なんだろうか。
昔読んだ本の中で「中位」の描写はなかったような気がするが。
まぁ「死後の世界」があってもなくても気に病むこともないんだけれどね。



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nobuko fj
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