たどたどしく声に出して読む歎異抄
歎異抄を訳してみた という本である。
著者の父を看護するのに、死生観というか宗教観というか
そういうものを求めていろいろ読んだのだそうだ。
その中に「歎異抄」もあって、自分で訳すための助言のようなものも書かれていたという。
そういう理由でそういうジャンルの本を読んでいくというのもすごい。
で そういう訳の合間に、アメリカと日本を往復する旅が辛いと書かれている日常雑記のような文章が入る構成になっている。
そのエッセイというか日常雑記がとても面白い。
ほとんど詩のようだと思う。