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宣伝ではありませんが、ミネラルサプリを飲んでいる方から、こんな声を耳にすることがあります。

「間食しなくなった」
「食欲が減った」

という声です。

なぜこのような変化が起きるのでしょうか?

それは「食欲」がとてもざっくりした感覚だからです。
お腹が空いたと言っても、胃が空っぽになったという合図ではありません。

例えば、ビタミンが足りないとき。
こういうときに体は「ビタミン不足」という信号を出すことができません。
出せるのはざっくりとした「お腹が空いた」という信号だけです。

糖質が足りない。
脂肪が足りない。
ミネラルが足りない。
ビタミンが足りない。

どんなときにも、体が出せる信号は「お腹空いた」というシンプルなものだけです。
自然の食べ物には、栄養素がバランスよく含まれていますので、同時に足りなくなり、同時に補給することができます。

現代の食事は栄養のバランスが偏りがちです。バランスよく食べているつもりでも、どうしてもたんぱく質が不足したり、ミネラルやビタミンが不足しがちです。

結果、ミネラルだけが足りないなどという現象が起き、体が食欲の信号を出し、おやつを食べてみても収まりきらないという事態になります。

これが冒頭に書いた現象です。

野生の動物は本能的に、ミネラルが足りないと感じると、土を食べて栄養を補うそうです。

わたしたちはもう野生の動物のような感覚を失っています。

余計な食欲を掻き立てて、要らないものを食べてしまわないように、人間に唯一与えられた卓越した頭脳を使い、バランスの良い栄養摂取を心掛けていきたいですね。



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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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