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梅雨時期の養生をまとめてみた
こんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。
当月も宜しくお願い申し上げます。
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前回は鍛練を養生の視点でお伝えしました。
今回はこれから始まる梅雨時期の多湿にたいする養生を考えてみます。
⇩過去の記事も要チェック⇩
はじめに
今回は梅雨時期の多湿にたいする養生を考えてみます。
「最近からだダルいな、、」
「片頭痛はじまったよ、、」
「浮腫んで足が冷たい」など不調を訴えるかた増えていませんか?
それほとんど湿気(湿邪)のせいです。
ただ湿邪は外の問題だけで考えたら勿体なさすぎるんですね。
実は自分自身で作りあげていたりも…します。(ギクッ)
つまり湿邪は気候だけでなく生活習慣もカバーできてこそ対策できるということです。
今回は「そんなこと分かってるよ!」と言いたくなることも書いていきます!(大事なので)
梅雨のリカイ
まずは梅雨の自然環境を中学生に戻った気分で振り返りましょう。
キーワードは
①停滞
②低気圧
③上昇気流
④梅雨の雲
これらからカラダにどのような変化が生じるかみていきましょう。
停滞
梅雨は「停滞前線」「梅雨前線」とパッとでてきやすいと思います。
これは温暖前線と寒冷前線の気流が同じくらいの勢力でとどまっている前線。
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陰陽でいうところの0でとまった状態。
「バランスがとれているからいいじゃん!」
と思うかもしれませんがとどまったら逆効果なんです。
常に気はまんべんなく全身を動きめぐっているのが理想です。
ですから自然の気候もうごき、変化している方が健全と考えるようにしましょう。
少々はなしが発展しますが、東洋医学の「中庸」は振り子をイメージしていただいた方が適切です。
わたしが勧めている「ニュートラリティ」の考え方を参考にしましょう。
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では養生として何をすればよいかというと
「気を動かすこと」
梅雨時期こそ軽く汗ばむ適度な運動・ボディワークや入浴などは積極的におこないましょう!
低気圧
天気が悪いときは低気圧です。
外からの圧力が弱まるので体内から外に向かう圧力が優勢に。
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このようにカラダが膨張します。
これによって余分な湿・水が入り込んで浮腫みやすい環境に。
ここでカラダに入る湿は飲食によるものです。
また膨張による体内の圧が高まり、頭重感などの「不快な重み」関節痛の「不快な痛み」が誘発されます。
「古傷の膝が痛むから明日は雨だな」とおっしゃる高齢患者さんがいらっしゃるので、まさに低気圧をカラダで感じているのでしょうね。
では養生として何をすればよいかというと
「湿邪を入れないこと」
「余分な湿を外に出すこと」
が大切です。
消化にやさしい食事や心肺機能、筋・関節をうごかして血液循環をたすけることで余分な湿を排出しましょう!
上昇気流
悪天候では上昇気流にかたむきます。
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図からわかるように「気が上がる」状態。
片頭痛等の症状があらわれるのもうなずけますね。
上に気が増えて、下の気が減るアンバランスが生じます。
では養生として何をすればよいかというと
「気をおろすこと」
気逆を肺の粛降作用を活かしてただします。
そんなときには呼吸エクササイズやウォーキング等の軽い有酸素運動がピッタリ。
肺に刺激が入ることで呼気が充実してきます。
ほかにはリラックスタイムを設けたり、足浴で足元を温めて気を下におろします。
梅雨の雲
上昇気流によって地上の水分が集まることで厚い雲が発生します。
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これが停滞前線とあいまって長雨を降らせます。
東洋医学ではカラダではこの雲はどこに存在すると思いますか?
それは「鎖骨周囲と頸部」です。
それらの部位の経穴の名称には
【天】【雲】とつくのでイメージしやすいですね。
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雲から下は雨が降り水がたまり冷えるイメージ。気は少なくあたためる力がありません。
一方、雲から上は相対的に熱がこもる・停滞するイメージをもちましょう。
雲が気の交流を阻害する存在です。
では養生として何をすればよいかというと
「気をおろすこと」
「上下の気の交流をふやすこと」
上昇気流と同様に気逆を肺の粛降作用を活かしてただします。
前述した以外では鎖骨・肋骨・頚胸椎・肩甲骨の運動機能を高めることを中心におこないます。
呼吸エクササイズやヨガ、ピラティス等のボディワークがお勧め。
頸部や鎖骨周囲の筋緊張や血行不良は経絡の気の通行にも悪影響です。
施術でも頸部の筋緊張を全身状態の指標として利用してみてください。
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