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夏バテの養生ポイントをまとめてみた

こんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。
当月も宜しくお願い申し上げます。

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今年も猛暑ですね。
もうホント生きてるだけで褒めてほしいもんです。
だからこそ心身により優しく、悲鳴をあげているサインを見逃さないように。

暑さ、寒さが極まる時こそセルフマネジメントや養生をあらためて考えましょう。

当月は施術でもつかえる夏バテの養生ポイントをお伝えします。

夏バテとは

はじめに言葉としてあいまいな夏バテの前提をかきます。

高温多湿の環境に体が対応できず、倦怠感や食欲不振、頭痛やめまい、立ちくらみなどさまざまな症状があらわれている状態。

"夏負け""暑気あたり"とも呼ばれます。

原因

夏は屋外が高温多湿、一方屋内はエアコンで快適。

温度差の大きい屋外と屋内を行き来することにより、交感神経と副交感神経の調和が崩れてしまいます。また、冷房の効き過ぎた部屋に長くいても同様の状態が引き起こされます。

これは以前の記事で紹介した"ニュートラリティ"が失われた状態。
それを是正するのが養生です。

⇩ 過去の記事も読んでみてください ⇩

つまり自律神経の機能が夏バテと密接な関係をもつということです。

自律神経は全身すべての臓器や組織の活動を調整し、体温の調整なども担い、私たちが活動や休憩・睡眠に最も適した全身機能になるようにしています。

そのニュートラリティの破綻により、疲労、睡眠不足、食欲不振、胃腸の不調、頭痛、動悸・息切れ、めまい・立ちくらみなど多様な体調不良が引き起こされます。

夏バテ="自律神経の問題"
と大枠でとらえてよいでしょう。

①発汗の異常

高温多湿の環境では、汗の蒸発が不十分となり体温調節が困難になることがあります。

また高齢、子ども、肥満であったり、持病(糖尿病、心臓病など)、低栄養、脱水状態、体調不良などが重なったりすると夏バテどころか熱中症になる危険もあります。

東洋医学でみると"生理物質の不足"や"肺の機能低下"です。

街中で暑がっている方をみてみると"口呼吸さん"がおおいので観察してみましょう。(ジロジロみないように)


②睡眠不足

寝苦しい夜が多くあることで寝つきが悪く、眠りが浅くなったりして、睡眠不足に陥ることがあります。

自律神経では交感神経に偏り副交感神経が非常に引き出しにくい状態。

これでは内臓の昨日が引き出せず、生理物質の生成不足につながります。

③冷たいものの摂り過ぎ

睡眠の質が低下し胃腸が弱っているところに冷飲冷食し過ぎると、お腹が冷え過ぎて脾胃の働きがさらに低下し、下痢を起こすことがあります。

下痢は"無自覚な脱水"につながることもあります。

東洋医学では陰虚にあたります。

④水分や塩分の不足による脱水

「水分とって!」とはよくいいますが、「塩分、ミネラルとって!」という方は少ない気がします。

汗は水分と同時に、塩分やその他のミネラルも体から外に出てしまいます。
水の補給のみではニュートラリティを回復できません。
塩分、ビタミンやその他のミネラルの補給も回復には重要な要素です。

症状

代表的な症状を挙げます。

<症状例>
・食欲不振 ・易疲労感・倦怠感・発熱
・睡眠トラブル・動悸・頭痛・めまい
・立ちくらみ   etc…

養生の方針

前述したことをふまえると
・自律神経のケア
・生理物質の生成(氣血津液精)
このふたつを軸とします。

自律神経にみずからアプローチできるのは"呼吸"です。

現代人の呼吸の問題点は"吸いすぎ"ですから、まずは"キチンと吐く"こと。

それにより副交感神経を引き出すことができます。

また、生理物質の生成は脾胃が現場。
そこに肺や腎のチカラをかりています。

つまり補肺や健脾、補腎をおこないます。

養生ポイント

自律神経失調により呼吸がしにくい、内臓がはたらきにくい状態が身体の反応としてあらわれます。

どのような反応があらわれるかチェックポイントを紹介します。

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