見出し画像

『レクリエーションを作る 5つのプロセス』②課題から目的・目標を決める

前回はアセスメントの重要性と具体的方法について述べました。

今回は次のステップになります。
アプローチする集団の課題を炙り出して、レクリエーションの目的・目標を決めていきます。

集団の傾向から課題と目的を決める

アセスメントにより明らかになった事柄から、課題を炙り出します。

・ 外出する機会が少ない
→歩行に不自由を感じている人が多い

・ 日中はテレビを見て過ごす時間が長い
→活動量や日課・役割りが少ない

課題が見えてきたら、解決へ向けての大まかな目的を1つ決めましょう。

ここでは、なるべく多くの人が該当する項目をピックアップします。

『下肢筋力の向上を目指す』
『認知機能に刺激入れする』

ざっくりと方向性を決めましょう。

高レベル、低レベルの目標を決める


次に身体機能や認知機能と、レベル別に個別目標を立てていきましょう。

・ 高レベル
→スーパーへ買い物に行ける
趣味を通して生き甲斐を見つける
・ 低レベル
→椅子に座り姿勢が保てる
刺激入れして活動量を増やす

これで、レクリエーションを計画するときの難易度設定が分かってきます。

この目標範囲をカバーできるように計画を立てていきましょう。

傾向から目標を決める


最後に集団の傾向からも目標を決めておきます。

目標だらけ…と思われるかも知れませんが、複数の目標がレクリエーション計画を立てるヒントになってくるので、しっかり考察していきましょう。

・ 歩行に不自由を感じている人が多い
→安全に歩行することができる
体力・耐久性の向上

・ 活動量や日課・役割りが少ない
→活動量の確保
集団のなかで役割を担う

レクリエーションは決められた時間内で、様々なアプローチを盛り込むことができます。

重要なのは支援する側が、1つ1つの行動に対して意味を理解しているか

同じレクリエーションをやったとしても、意味を理解しているかいないかで、効果は大きく変わってきます。

効果を最大限発揮できるように、理解を深めていきましょう。


今回も最後まで読んでくださって、
ありがとうございます( ◜௰◝ )感謝♪感謝♪

いいなと思ったら応援しよう!

カイタク/介護リーダー
私の記事が『役に立った』『共感した』『もっと見たい』と感じてくださった方、サポートして頂けたら感謝、感激です(*'▽'*)♪ 今後、より良い記事を書くための活動費に使わせて頂きます。