『介護力 = 人間力』 介護すると身につくスキル~観察力~
まるでメンタリスト…?
介護現場で働いていると、利用者さんの思っていることや行動をズバリ当てる人がいる。
実は 観察力 に長けている人が多いのが、この業界の特徴ではないかと思っている。
『観察力=関心を持つ』
この力は人生を豊かにしてくれる。人間として成長を積み重ね、心の奥行きを広げてくれるものだと感じます。
なぜ介護をすると観察力が養われるのか?紐解いていこうと思います。
とっさに判断しなければいけない
介護していると突然重要な判断を迫られることがあります。
わかりやすく言うと『緊急時対応』です。
・ 体調の急変
・ 転倒リスク
・ 皮膚トラブル
・ 窒息対応
他にも様々な場面で難しい判断が求められます。
対応が遅かったり、判断が間違っていたりすると、高齢者の人生を大きく変えてしまう可能性だってあります。
・ 急に顔色が悪くなった
・ 転倒して頭を打った
・ 感染性の皮膚病
・ 呼吸をしていない
このような状況をいち早く察知する。
その瞬間から得られる、ありったけの情報を観察・分析して対応を決める。
介護福祉士はとてもシビアな場面に備えて、日ごろから観察力を磨いています。
その日、その時間によって別人
高齢者は体調や身体状況が不安定です。
コロナで1ヶ月自粛したら、歩けなくなり寝たきりになる人もいます。
まったく別人と感じることも少なくありません。
さらには、その日の中でまったく歩けなくなる時間帯があったり、言葉の理解力が低下してしまう方もいます。
元々の身体・精神状況を把握しながら、その瞬間の状態と照らし合わせる必要があるのです。
様々な言動や表情に目を配らせて観察する力が求められます。
認知症対応
これは『観察力+寄りそう心』
この能力がないと認知症対応は、まず上手くいきません。
昨日上手くいったことが、今日も通用するとは限らない。
5分前に理解してもらえたことが、今は混乱を引き起こす。
自分から積極的に関わりを持つのはもちろん、他人がコミュニケーションをとっている瞬間にも目を光らせて、
どのようなタイミングで
どのような気持ちになり
どのような対応が適しているのか
日ごろからの 観察=関心 が積み重なり、上手に対応できるようになるのです。
このように 介護 と 観察力 は切っても切れない関係にあります。
向上心があれば意識せずとも高まって、様々な気づきに繋がるのです。
やがては自分自身の心を育ててくれる。
『人生を豊かにしてくれる』のだと思います。
今回も最後まで読んでくださって
ありがとうございます( ◜௰◝ )感謝感謝♪