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トラウマの治し方と、解離性障害(DID)

トラウマが明確にわかっているなら、
対処はしやすいと思う。

明確にわからない場合、
本人にとって何が問題になっているのかも
理解ができない。

ただ一定の条件が揃うと
身体が強張ったり恐怖が出てきたりします。

この場合、一定の条件というのがトリガーになります。
トリガーさえわかれば解決は可能です。

PTSDなどが心的外傷等と訳されてしまっているので、
心理的なものと思われている部分が多いですが、
実際には身体の反応であると考えられます。

実際に交通事故に遭って、
大きい音がすると泣いてしまうと言う女性がいましたが、
施術(ほんの数秒)で泣かなくなりましたし、
大きい音がしてもキョトンとするようになりました。

他の例では、身体が震え出したり、
眼球運動が止まらなくなったりすることもありましたが、
一定の条件と現状をつなぎ直すことで、それが止まってしまい、
恐ろしいまでの不安は出なくなりました。

別に受容をしたり、心を理解しようとした事はありません。
そうではなくて、身体の反応が刺激に対して
間違った反応になっているだけです。

だから、刺激と反応の関係を整理して、
今その結果が起こらないと言うことを頭で理解し、
身体で理解させることで、
過去の事件に囚われている状態から離脱します。

もちろん、誰でもできるわけではないでしょう。
私はたくさんの症例を見ていて、
その場にいるからできるようになっただけのことです。

人間の脳は五感の刺激を受け取って認知し、
その結果、反応します。

このルートを整理整頓するだけなので、
それほど難しい話ではありませんが、
何がきっかけなのか、ここでは一定条件のことですが、
それを見極めることができないと、
目の前で恐怖に震え、萎縮している本人を
どうにかしようとしてしまいます。

問題はそこにはありません。

問題は過去の間違った学習です。
この誤学習を見つけ、
その学習よりも良い結果に導けるルートを
覚えさせることによって変化が起こります。

それはほんの数十秒で起こることがほとんどで、
人間の構造とはそのようになっているようです。

この方法は再現性もありますので、
間違っていないと思いますが、
私も医者ではありませんから、医者の治療を並行し、
危なくない範囲でこういった
ブリーフセラピーを導入するのもありかと考えています。

実際に対応した人たちは、
事実として、この手法でフラッシュバックが起こらなくなったり、
思い出さなくなったり、恐れたりすることは激減しています。

今やっていることで解決が見込めないと判断した場合は、
別の方法を入れていくのもアリだと思います。

解離性障害の場合は、幼少期のトラウマが原因で
別人格を作っているケースも多々あります。

別人格も人間ですので、言い分もあるし傷もあります。

それを一人ずつケアしていくことで、
別人格が出てこなくなると言うこともありますし、
出てきても、共存が楽にできるようにもなります。

悩まなくて済むなら、その方がいいよね。

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いながき🎈@メンタル屋さん
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