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#30読書と年収の関係を具体的数値をもって調べてみた📚💰


こんにちは!えもんぬです

「今回は読書と年収の関係を具体的に調べてみた!」
という題でお送りします😌

このテーマを書くきっかけとしては、私も読書を本格的に始めた頃から「読書する人に貧乏人はいない」や「読書量が多いほどお金持ち」など年収と読書の関係を表す文を多く目にしてきました👀

ただ思い返してみると、それって本当なのかな?って。具体的な数値を調べてみたくなりました。
そこで今回は年収と読書にどのような関係があるのか?、現代人の読書量や高収入層の読書後の行動についても調べましたので、ぜひ最後までご覧ください!^^

それでは行きましょう!


現代人の読書量

直近3年間(2021年から2023年)における日本人の読書量の変化について、このようなデータが報告されています。

1. 文化庁「国語に関する世論調査」(2023年)

2023年9月に文化庁が発表した調査によれば、月に1冊も本を読まない人の割合が6割を超え、初めて50%を上回りました。 

2. クロス・マーケティング「読書に関する調査」(2023年)

2023年の調査では、半年間に「1冊未満」の本しか読まない人が47.9%と最も多く、次いで「2~3冊程度」が15.3%という結果が出ています。 

※20歳から69歳の1100人に調査

3. 全国学校図書館協議会「学校読書調査」(2024年)

2024年5月の調査によると、1か月間の平均読書冊数は、小学生で13.8冊、中学生で4.1冊、高校生で1.7冊となっています。 また、1か月間に1冊も本を読まなかった「不読者」の割合は、小学生で8.5%、中学生で23.4%、高校生で48.3%と報告されています。 


日本人の読書量の少なさは、一時期取り上げられていたこの本でも、書かれています。↓

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』


この本は、文芸評論家の三宅香帆氏が、現代の労働環境と読書習慣の関係を探求した一冊です。本書は、著者自身の経験を交えながら、働く人々が読書から遠ざかる理由を歴史的・社会的視点から分析しています。

あらすじ

1. 労働と読書の歴史的背景📚

明治時代以降、日本における労働と読書の関係性を辿り、各時代の労働環境が人々の読書習慣にどのような影響を与えてきたかを考察しています。特に、明治期の自己啓発書の流行や、高度経済成長期のサラリーマン文化と読書の関係などが取り上げられています。 

2. 現代社会における読書離れの要因📕

長時間労働やデジタルメディアの普及により、現代人が読書から遠ざかる理由を分析しています。特に、インターネットやスマートフォンがもたらす即時的な情報取得が、深い読書体験を阻害している点を指摘しています。 

3. 「ノイズ」の重要性📘

著者は、読書がもたらす「ノイズ」、すなわち多様な情報や視点に触れることの重要性を強調しています。現代社会では、タイパ、コスパなど、効率性を追求するあまり、こうした「ノイズ」を排除しがちであるとし、それが読書離れの一因であると論じています。 


年収と読書量の関係

読書習慣と年収の間には、いくつかの調査で相関関係が示されています。以下、具体的なデータを紹介します🕶️

1. 出版文化産業振興財団の調査(2009年)

この調査では、年収と月間読書量の関係が明らかにされています。
• 年収1,000万円以上:約38%の人が月に3冊以上の本を読んでいます。
• 年収500万~1,000万円:26%が月に3冊以上の本を読んでいます。
• 年収100万~500万円:21%が月に3冊以上の本を読んでいます。
• 年収100万円未満:51%が月に3冊以上の本を読んでいます。

このデータから、年収が高い人ほど月に3冊以上の本を読む割合が高いことがわかります。 

2. 総務省「家計調査」(2020年

この調査では、年収と書籍・印刷物への月間支出額の関係が示されています。
• 年収1,500万円以上:月平均5,254円を書籍・印刷物に支出しています。
• 年収1,000万~1,250万円:月平均4,027円を支出しています。
• 年収200万円未満:月平均2,960円を支出しています。

このデータから、年収が高い人ほど書籍・印刷物への支出額が多いことがわかります。 

3. アメリカの調査

アメリカの調査によれば、年収75,000ドル(約800万円)以上の人の86%が本を読んでいるという結果が出ています。 

これらのデータは、読書量と年収の間に一定の相関関係が存在することを示しています。しかし、これはあくまで相関関係であり、読書量が直接的に年収を高めるという因果関係を示すものではありません。高収入の人々は、自己啓発や知識習得のために読書を行う傾向がある一方、収入が高いからこそ書籍に多くの支出が可能であり、時間的余裕もあるため読書量が増える可能性も考えられます。

したがって、読書習慣が年収に影響を与える可能性はありますが、他の要因も複合的に関与しているため、単純に「読書量が多い=高年収」と結論づけることはできませんが、年収の高い人は読書をしている人が多いということが読み取れることができます💰


お金持ちの読了後

また、お金持ち(高収入層)の読書後の行動には、いくつかの特徴があります。彼らは単に本を読むだけでなく、読書で得た知識を活用し、他者との交流や次の行動に結びつけています。以下に具体的な行動パターンを挙げます。

1. 知識を共有する 

•人に本を贈る
多くの富裕層は、自分が読んで感銘を受けた本を周囲に勧めたり、プレゼントすることがあります。
例:ビル・ゲイツは毎年、自分の推薦図書リストを公開し、本の内容を紹介することで知識を広めています。
•読書会やディスカッションに参加
読書を単なる個人的な活動にとどめず、他者と議論し、新たな視点を得る場を積極的に作ります。

2. 実践に移す

•行動に反映する
読書で得たアイデアや知識を、ビジネスや投資、人間関係の改善にすぐに活用するのが特徴です。例えば、自己啓発書やビジネス書から得た知識を自分の目標設定や日常業務に取り入れます。
•フィードバックを重視
読んだ本に基づいて実際に行動し、その結果を分析して次のステップを決める傾向があります。

3. 本を処分する方法
•人に譲る(ギフトや寄付)
読み終えた本を家族や友人に渡したり、図書館や慈善団体に寄付することで、知識を広げることに貢献します。
例:富裕層向けネットワークでは、「この本が人生を変えた」として交換される本が多いと言われています。
•売るよりも「再投資」する意識が強い
本を売るよりは、その知識を他者に伝えたり、次の本を購入するために再投資する傾向があります。

4. 大量の本を所有する
•パーソナルライブラリーを構築
富裕層の多くは、自宅やオフィスに専用の書斎を設け、読んだ本を体系的に保管しています。彼らにとって本は資産であり、知識の象徴でもあります。
•再読を重視
良書は何度も読み返し、新しい視点を得ることを目的にするため、手放さない場合も多いです。

5. 次世代への影響
•教育や影響力に活用
富裕層は、読書で得た知識や価値観を子どもや社員、弟子に伝えます。本を贈ったり、推奨図書をリスト化することで、次世代を育てる意識が強いです。

まとめ

このように、お金持ちは読書を「知識を得るための行為」にとどめず、それを他者と共有したり、実践に移すことでさらなる成果を生み出しています。本を単に所有するだけでなく、寄付、贈与、再利用などを通じて知識の循環を意識し、自分自身だけでなく周囲にも影響を与える形で活用しています。
「年収を高くするには読書量を増やせばいいんだー!」という単純な話、ではなく、読書を習慣化し、他者にも知識を共有、社会を循環させよう🔁という心持ちがあるからこそ、周りからの協力も得られ、結果的にお金を得ていた、という状態になったのではないかと思います。読書は新たな知識を得て、行動する入り口のツールです。今回の記事を経て、読了後、そこからどう行動するか、再考してみてください📚✍️

以上、参考になれば嬉しいです!

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えもんぬ@自由な生活をめざす就活生
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