パパ塾長さん

三姉妹が「塾無し中学受験」で公立中高一貫校に合格した体験をご紹介したいと思います。中学受験を考えている人の参考になればうれしいです。

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パパ塾体験記 目次記事

パパ塾体験記の目次予定です。各目次に記事をぶら下げていこうと思います。少しづつ整備していきます。 我が家の受験スタイル 1日1時間 継続することが大切 まずは決めた時間に始める 60分に集中させる 朝の勉強について 就寝時間は21時 スマホアプリの活用について 週間メニューの考え方 週間メニューの考え方 お休みの日を設けるか? 休むと遊び気分が抜けない 子供の時間の使い方と日々の学習計画について 子供に「スキマ時間活用」は期待できない 時間の使い

    • 土日祝用の勉強メニューがあった方が良い (つづき)

       3つめの工夫は「難易度高めのチャレンジングな内容を取り入れる」です。  大きな本屋には「数学読み物」というコーナーがあり、表紙に「この問題、解けますか?」的なことが書かれた本が売っています。大人に向けて数学の学び直しや知識・雑学を得るため用意された本です。この手の本で取り扱われる問題は適正試験とは関係ないかもしれませんが、著者が「算数の面白さ」を知ってもらおうと書いているので、遊び要素があり、子どもも楽しめます。  子供には「今は解けないと思うけど、やってみる?」とチャレン

      • 土日祝用の勉強メニューがあった方が良い

         平日と同じ勉強メニューだと子供も飽きてくるので、週末用のメニューを用意した方が良いと思います。 我が家で工夫した点は3つ。  平日に取り組みにくい、少し時間がかかる内容を取り入れる  長い時間集中出来るように、遊び要素を取り入れる  難易度的が高いチャレンジングな内容を取り入れる  まず午前中は集中力が高いので、平日にはじっくり取りかかれない様な問題にしました。少し難易度の高い計算問題や入試レベルの国語読解問題、理社系の適性問題などです。  午後は総じて子供の集中力

        • 土日祝日の生活リズム

           塾なし中学受験においては、「生活リズムの確立」が大切という話を幾度と書いていますが、特別な予定が無い土日祝は、平日と同じように一定の生活リズムがあった方が良いでしょう。  ただ、平日より難しい点もありました。1つは受験勉強出来る週末と出来ない週末があるので、習慣化しにくいこと。もう一つは、管理する時間が長いので、子どもが閉塞感を感じてしまうことです。  我が家では午前中に2時間、午後に1~2時間、夜に1時間の勉強することを伝えていました。一応、5時間できる計算ですが、受験勉

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        パパ塾体験記 目次記事

          土日をあてにした計画は立てない

           三姉妹は土曜日が忙しかったです。午前中は小学校の部活動があり、午後も数少ない習い事がありました。夜は習い事の課題や学校の宿題があり、終日、受験勉強はできませんでした。(宿題は土曜日のうちに終わらせておきます。)    では日曜日に受験勉強がはかどったかというと、そうでもありません。平日は受験勉強、土曜日は習い事となると、子供が気分転換できるタイミングがありませんし、運動不足にもなります。それを解消するため、外遊びに連れ出すようにしていました。(女の子の場合、6年生が近づくと

          土日をあてにした計画は立てない

          週末の朝寝坊と夜更かしについて

           日中は学校生活、夜は受験勉強という生活が1週間続くと、子どもも疲れます。だから土日のどちらか一方、もしくは両日とも、朝は少し遅くまで寝かせてもよいと思います。我が家のように心身の成長に睡眠は欠かせないという考え方の家ですら、平日は10時間寝られていません。だから週末ぐらい10時間睡眠をとらせてあげようという考え方です。  一方で土日の夜については平日と同じく、21時に寝かせていました。小学生の頃、子どもたちが22時には眠そうにしていたので、さっさと寝かせたという方が実情に近

          週末の朝寝坊と夜更かしについて

          学期中平日の過ごし方 その2

           我が家は21時就寝というルールがあったので、勉強が終わると寝る準備に入るのですが、学年が上がるにつれ、「寝なさい」といっても嫌がります。大人もひと仕事終わった後は一息つきたくなるように、子どもも受験勉強が終わってすぐに「寝ろ」と言われても、「ちょっと休ませて」となりがちです。  問題はこのタイミングでの動画視聴を認めるかどうかです。経験上、勉強の直後に動画(TV、ゲーム含む)を見始めると、記憶の定着率が低い印象を持っています。なので、脳への刺激が少なく、静かに時間を過ごす方

          学期中平日の過ごし方 その2

          学期中平日の過ごし方 その1

           下校してから受験勉強を始めるまでに次のようなルーティンを終わらせる必要があります。息抜き・遊び、翌日の登校準備、夕食、おやつタイム、歯磨き、お風呂、宿題、自主勉強など。  最近の学校は下校時間が遅いので、子供の帰宅時間も遅いです。我が家の場合、16:30ごろに帰宅していました。すぐ宿題はしないと思うので、まずは息抜き。17時から宿題を始めます。宿題と自主勉で60分。お風呂に30分。夕食とおやつタイムで45分。歯磨きと翌日の登校準備で15分。これで19時30分です。受験勉強が

          学期中平日の過ごし方 その1

          内容で褒めよう

           (前回からの続き)  テストを点数だけで評価しないのであれば、どうするのか?  それは内容を見て評価する習慣をつけることです。しかも、間違っているところではなく、正解している問題の内容を見ましょう。  間違ったところばかり指摘されたら、テストを見せる気が失せます。普通は。そのうえ、「なんでこんな簡単な問題間違ったの?」なんて聞かれても、子どもは困るだけです。真っ当な理由なんて返ってきません。  内容で褒めようと思うと、じっくりと答案を読む必要があります。以前との差異を見つけ

          内容で褒めよう

          点数で叱責してはダメ

           学校の単元テストは、中学受験を考えるような生徒からすれば、とても簡単です。だからといって、100点連発にはならないでしょう。しばしば、取りこぼしがあると思います。親から見ると「なんでこんな基礎的な問題を間違うのか?」と思います。たぶん。  でも、「なんで100点じゃないの?」は言ってはだめです。("90点"でも、"もっと良い点"でも同じです。)そんなことは言わないと思っていても、点数で評価する一言は思わず口から出そうになります。「こんな簡単な問題で間違ってはダメ」も良くない

          点数で叱責してはダメ

          学校のテストに対する動機づけ

           公立一貫校を志望する場合、内申点も考えておく必要があります。授業に対する意欲や積極性が評価されるとは言うものの、テストでの得点は必要でしょう。  一方、子どもが日常的に受験を意識して、テストの重要性を理解していることは稀です。それでも高得点を取ってくる子供なら良いのですが、そうでない子供なら、「動機づけ」したほうが良いです。  我が家でもテスト結果があまり良くない状況が続くという事がありました。授業を理解してないというよりは漫然と受けてミスを連発している感じです。なので、「

          学校のテストに対する動機づけ

          準備期間2年は短い?長い?

           いつ頃から受験対策を始めれば良いか?という疑問は最初に浮かぶ疑問の1つだと思います。我が家は4年生の1月から、約2年間を準備期間に充てました。1日1時間の勉強スタイルの場合、概ね良い長さだったと思います。(「もう少し時間があれば」と思うこともありましたが。)  公立一貫校の場合、5年生の学習分野に対する準備が大きなポイントになるので、5年生の途中や6年生から始めるなら、そこまでに習ったことの理解度が高いか否かが受験是非の分かれ目かと。(急に学力が伸びる時期があったりするので

          準備期間2年は短い?長い?

          自主勉強の大切さ

           今の小学校では「自主勉強」と言う一種の宿題が出されます。あくまでも「自主」なので、必ずしも全員が同じ頻度や深さで取り組む必要はなく、内容は生徒に任された勉強です。漢字や計算問題の練習に始まり、調べごと学習など、本当に何でも良いようです。先生によっては自主勉強が活発になる仕掛けを用意してくれたりもします。  自主勉強よりも受験勉強を優先したくなりますが「取り組んだ成果は中学生になってから現れてくる」と言う感覚を持っています。例えばノートをまとめる力や自発性、今自分が何をすべき

          自主勉強の大切さ

          受験期前も受験期も宿題は基本事項

           受験勉強開始期までの勉強は学校の宿題が基本です。前記事でも書きましたが、まずは机に向かう習慣を身に付けないと何も始まらないので、宿題を確実にできるようになることが、中学受験を考えている家庭が行う第一歩です。  受験期に入っても宿題は必ずやります。公立一貫校を狙う場合、内申も絡むので宿題を疎かにすることはないのでしょうが、我が家では他にも理由がありました。   我が子が目的の中学校に入学できたとして、そこから、子どもにとっては学校生活が生活の中心になります。学校には楽しく通っ

          受験期前も受験期も宿題は基本事項

          机に向かう習慣

           我が家の中学受験期間は2年間でした。つまり、4年生の1月頃から始めます。  その時、スムーズに受験勉強に入るには、「机に向かう習慣」が身に着いていることが大切です。もし中学受験をしない場合でも、「小学生の間に『自発的に』1時間、机に向かう習慣」が身についていれば、中学校以降も勉強についていけるだろうと考えています。  そのためにはまず、机の前に座ってもらう必要があるのですが、最初のうちは勉強以外の事でもよいと思います。お絵描きでも工作でも何でも。リビング学習を考えているので

          机に向かう習慣

          生活リズムの確立

           中学受験に準備が必要なのは親だけではありません。子どもにも事前準備が必要です。そのうち、最優先で取り組むのは「受験期までに生活リズムを確立すること」と思います。過去記事でも、受験勉強を無理なく進めるには「勉強のリズムを作る」ことが大切という話は書きましたが、1日の生活リズムも重要です。  小学生の場合、下校後にやることと言えば、宿題、遊び(ゲーム等)、翌日の登校準備、夕食、おやつタイム、歯磨き、お風呂あたりだと思うのですが、これらを決まった時間までに終わらせられるように習慣

          生活リズムの確立