読書日報『入社1年目の教科書』

就活時代に1度読んだことのある本。社会人になって半年経った今、もう一度この本に立ち返ってみた。

ポイントまとめ

・頼まれたことは、必ずやりきる
「新人のうちは頭がいいとか優秀だとかいうのは、どうでもいい。上に頼まれた仕事を何が何でもやりきってくれるかどうか。仕事を頼む側からするとそこが最も大事なこと。」
一度依頼した仕事は、こちらからリマインドしなくてもやってくれる人。頼んだことをとりあえず最後までやってくれる人には、また市議とを依頼しようと考えるものだ。

・50点でかまわないから早くだせ
50点の仕事に赤ペンを入れてもらい、アップグレードしていけばいい。
求められるのは、いい結果を出すこととスピード。
このテーマの趣旨は、上司や先輩の力をうまく使い、総力戦で仕事を進めていってほしいということ。少し行き詰ってしまい、ここから先は上司の助言をもらったほうが早く前に進むと思ったら、すぐに相談すべき。そして、課題の提出をゴールと考えるのではなく、最初のフィードバックをもらう機会だと考えるといい。

・つまらない仕事はない
その仕事は何のためにやるのか。その意味と目的を知れば、様々な工夫ができる。例えば、目的や用途によって、議事録を全く異なった姿に変えられる。→追加で質問すべきポイント、調査が必要な点、提言を入れる。⇒自分なりの付加価値をつける。

★重要★
本当の天才は、誰よりも基本を繰り返し練習する。

・何があっても遅刻はするな
→社会人として当たり前のことを、ちゃんとやれる人物かどうか

・単純作業こそ「仕組化」「ゲーム化」する。
→データ入力の作業が膨大で単調で退屈な作業だと感じたら、次にデータ入力する人が効率的に作業を行うためのパターンを考えて出す。
→つまらない仕事、単調な仕事には改善の余地があると考えながら取り組めば、単純作業も違った様相を見せるはず。

・打ち合わせが終わった後にやるべきこと
→自分のデスクに戻ってすぐ、書き取ったメモをもとに、打ち合わせで確認された合意事項をまとめる。そしてそれを書き出し、上司に見せながら確認する。上司の要求を過不足なく理解するため。上司に確認するときに軌道修正してもらうことも、限りなくベストに近い。

・頼まれなくても議事録を書く
自分が作った議事録を上司に見せる→様々な指摘が飛んでくる。これが財産。「議事録は時系列で書くな」→人の話は論点を整理しながら聞けということ。要点を即座に把握し、課題やメッセージを的確に提示できるようになれば、自分なりの付加価値をつけることができる。

・仕事は盗んで、まねるもの
仕事はまねること、盗むことでしか身につかないといっても過言ではない。先輩A:何でも数字に換算しながら仕事をする。定性的なことでも数字に落としていく。→徹底してロジックを積み上げていくと説得力が増すということを学んだ。
先輩B:とにかく相手を注意深く観察する人。交渉の席でも食事の席でも、穴のあくほど相手を見る。→相手の心理や癖を見抜き、ビジネスに生かす姿から、観察力を磨く大切さを学んだ。
先輩C:たった1つの記事から様々なことに考えを派生させていく人。情報は一方的に受け取るものだと思っていたが、そうしたやり取りを何度も重ねるうちに情報の読み方が変わった

・情報は原典にあたる
見せ方によって情報は姿を変える。自らの情報を出所にあたり、第三者から提示された情報をうのみにしないように心がける。「情報は疑ってかかれ」「物事には常に表裏両面がある」
関連する資料に行き当たったら、その資料にある参考文献にもあたる。その文献にも、さらに参考文献が書いてある。→目指す原典にたどり着く可能性が高まる。
最も効率的な情報収集は、過去の情報収集した人のリストを使うこと。

・わからない点を教わるのではなく、わからない点の「調べ方」を教わる。

・あなたにとって大事なことが、相手にとって大事なことであるとは限らない。

・読書は、著者との対話。自分にとってしっくりくるもの、しっくりこないものがあるので、しっくりくるものが見つかるまで本を探してみる。そして、その本を読みっぱなしにするのではなく、必ず読書感想文を書くこと。

本に書かれていることすべてを学ぼうとしなくて構わない。⇒結局のところ、仕事はオン・ザ・ジョブでしか学べないのかもしれないから。

だからといって、本を読まないというわけではない。1冊を慌てずじっくり読み、その中から大きな学びを1つ得られればいいという程度の軽い気持ちで十分。

・どこにあるかがわかっている情報は、収集する必要はない。情報はファイリングすることが目的ではない。使わなければ意味がない。
自分の身に落とし込むには、書き写しで自分の言葉に置き換えたほうが効果的。アウトプットすることを想定して書き写しているから。

企業にとっていい社員とは、目の前にある商品を売るだけではなく、企業価値を高めてくれる人材。
企業価値を高めるために貢献できる人材は、企業の全体像を把握していなければならない。
お金がどのように調達されて、どのように使われ、どのようにして新たなお金が生み出されるのか。企業の資金の流れを知っておく必要がある。

・世界史ではなく、塩の歴史を勉強する。すなわち、全体の歴史よりも特定の分野の歴史を学ぶ方が効果的。あるポイントを深く掘り下げていくことで、そこから別の分野にまで広げて知識を学ぶことができるため。

・敬語を習得する近道は、外国語だと思って勉強すること。

・上司や先輩から叱責をくらうことは必ずある。どんなに優秀な人でも最初からすべての仕事を完璧にこなすことは、現実的には難しいから。むしろ避けて通れないのなら、意識が変わるチャンスだと前向きにとらえる。

叱られる=仕事上のある行動が間違っているということを指摘されただけのこと。+自分の仕事をよりよく改善するためのフィードバック。

ミス再発防止策とは、仕事のやり方を変えること。ミスが起こらない仕組みを作り出すこと。

朝の時間の使い方について
早く起きて、誰にも邪魔されない時間にじっくりと自分の課題に取り組む。そうすれば、時間を効率よく使うことができ、成長が早まるともいう。

体調を整えるのも大切な仕事の1つ。自分の体調に敏感になること。自分を客観視する努力をすること。勝負所に備えて、日ごろからコンディショニングに気を配ることがおすすめ。











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