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[事例]マネジメント不備は管理職の責任と心得る

最近色々な企業様で「マネジメント」という単語を耳にする機会が増えた気がしてます。

業界用語的な意味合いもあって、使っていると「この人デキる!」と思われそう!って背景もあるとは思うんですが。

個人的な見解でいうと、マネジメントは小中学生の頃大人に言われることを、実践しているだけで効果があるものです。

ただ、企業様ごと色々な背景がありますから、部署の雰囲気が悪くなったり、離職率が高くなったりと人の問題はなかなか解決できないのも確かですね。

あらかじめ伝えておいたほうがいいかなと思うのは、マネジメントで招いた不備は全て管理職の責任。

これです!

■直近のマネジメント問題事例ご紹介

社名は出しませんが、身元がバレないように書く事は許可を得てますので、とあるベンチャー企業さまで起きた事象をざっくり説明していきます。

まずこの会社で起きていた事象は、一つの事業部内で離職率が跳ね上がったというものです。

しかも、直近退職した方、あるいは退職が決定しているのは、コアメンバーで主力にあたる人たちです。

この時点で、人に関する大きな問題が起きている事はわかりました。

それが誰なのか、一人なのか、複数なのか。

まずは情報をもらって整理します。

するとすぐに答えはわかりました。
問題のある従業員は、この事業部の女性マネージャーさんだったんですよ。

この会社の役職形態は、サブリーダー、リーダー、マネージャー。
そして事業部をまたいで複数管理する立ち位置に役員がいます。

ある意味事業部内の一番トップが、皆の退職の原因になっていたということです。

■自分本位な仕事のツケとは

まず共通して問題視されていたのが、ズバリ「マネージャーの仕事を周りに振ってくる」というものでした。

それも本来マネージャー以外の方がやる必要のない仕事です。

なおかつ、出来上がったものを確認せずに上にあげて、そこで不備があると、担当した部下を叱責する。

逆にお褒めの言葉をもらった際は、全て自身の手柄にしているというものでした。

これは話を聞く前に見てても顕著でしたね。

周りの人は、だいぶ気分悪いだろうなー」。

これがコンサル初日で一番の印象です。

他にも塵つもで、沢山の事象が見受けられました。

〇業務の全体像を把握していない
〇気分で口を出す
〇仕事をせずにネットサーフィンばかりしてる
〇責任転嫁
〇陰口が多い

これらが原因となって、事業部の屋台骨となっていた2人の内一人は退職し、次いでもう一人が退職の意思を伝え現在引継ぎを行っている最中です。

結局2人が抜けると、今までの業務はできないと言う結論に達しました。

新人の教育も、すべて他人任せにしていたが故に、誰がどの程度の業務ができるのかすら、マネージャーは把握していませんでした。

こうしてこの事業部の内、5名残っていたチームは解体する事となってしまったんです。

■責任を取る事の大切さ

今回紹介した事例では、2人の退職者が出るまでに幾つものターニングポイントがあります。

全てに関係してくるのは、責任感ですね。

部下のミスをフォローしたり、そもそも教育がどこまで進んでいるのか気にしたり。

少しの気遣いがあれば、すべてクリアできた事柄なんですよ。

随所随所で、他責にしていたことの負債が回って来たと言えるでしょう。

余談ですが、他にも退職の意思を固めている新人が3名程このチーム内でいるようです。

数日前に状況を聞いた際には、会社の意向で「このマネージャーには任せられない」と言う着地になったようです。

更に上の役員まで、責任を問われることとなったようですね。

基本的に、マネジメントをする上では、すべての責任は管理者が負う事が鉄則です

そのために業務をすべて把握する必要もあるし、部下と歩みを一緒に進める必要があるんですよ。

これは基本と言えるでしょう。

ネットサーフィンをしていて、叱責するだけの管理職では、このような事態を招く事の分かりやすい例だと言えるでしょう。

次週より、この事業部から更に退職者を出さないために、どのようなマネジメントを誰が行うかを進めて行く事となりました。

またnoteでも共有できる情報があれば、適宜公開していきたいと思います。

ではでは!

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