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【詞】やかん

心の弦を 弾く日々や
時計の砂 積もる昼に
開いたドアと君の話し声
やかんが沸いて しばらくしずか

出来たコロッケ 混ぜるコーヒー
しゃれたカラスが 雲の海へと
肩を寄せて テレビをながめ
呟いたり 感心したり


何気ないけど あどけないよ
向いた顔に 笑う誓いに
続け様は 素朴な匂い
干した服に 雨がぽつり

夕凪 風の便り
暮れる日 微かに胸に響いたり



紅葉が増えていく街と目が合う
何か言葉で表そうとする
チャイムの鳴る道を歩幅合わせて
哀楽も踊るよ 仲睦まじく

他人行儀も過ぎて 馴染みの顔へ
水に流す思い出や 仕舞う思い出も数多
理想と時に反比例したり 寂しかったりしても
何かを食べて蘇る心があったりするのです


何気ないけど あどけないよ
向いた顔に 笑う誓いに
続け様は 素朴な匂い
干した服を畳み 明日に

あの言葉は喉の奥に
涼しい夜をゆらりゆらり
続きはまた 朝の街並み


おやすみなさい



Album"エピソード"〜"stranger"の頃の
星野源さんの歌詞みたいにしたく
できました!

👍👍👍

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