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精神科ノートの書き方

僕は2度、
うつを患っている。

1度目は数年前に
はじめて患い、

2度目は約1年前に
再発した。

1度目は
日記という形で、

気持ちや
やったことを

つらつら
書くだけの記録だった。

日記だから体裁が
整っていないし、

そもそも恥ずかしくて
見直したくない。

……しかし、
そのせいで、
どんな診療を受けたのか、

どんなことを
カウンセリングで
話したのか、

ハッキリと
覚えてはいない。

それは
もったいないこと
だと思う。

そして、
今後の何かの役にも
立つだろうと思い、

今回、再発後に
精神科に
通い始めたころから、

精神科ノートと
いうものを
書き始めた。

書く内容は
決まっている。

毎日の記録、

診察の時に
必要な情報の記録、

診察で何を話したか。

この3点である。

毎日の記録は、

何をしたか、
どんな気持ちか、

という内容である。

イヤなことを思い出して
不快になったけど、
〇〇をして気分転換できた、

今日は△△に行った、
楽しかった、

今日は一日中
ごろごろした、

といった感じである。

診察の時に
必要な情報の記録は、

診察の当日か前日に
記入する。

平均の睡眠時間、

頓服薬の残りの数、

薬は問題なく
飲めそうか、

日常での気分は
だいたい
どんな感じだったか
(気分の要約)

気分が揺れ動く
出来事はあったか、

主に何をして
過ごしたか、

気になることや
聞きたいこと(疑問)、

書いていて
思いついたこと。

こんなことを書いている。

診察で
話したことについては、

まさにそのままである。

主治医の前で
ノートを開き、

会話をしながら、

自分がきかれて
話したことを
そのまま書く。

こうすると、

主治医が
何を気にしているか、
何を見ているかが

文字という形で
目に見えて
わかるようになる。

……僕の
精神科ノートの
書き方は、

こんな感じである。

もちろん、
初めから
こんなにフォーマットが
決まっていたわけじゃない。

再発直後は
日記にただ、
辛い辛いと書いたり、

症状をノートに
書き散らしたりしていた。

少しずつ試行錯誤や
書くことを
増やしていって、

今の精神科ノートの形に
なったのだ。

書き続けていることで、

今の気分と、
以前の気分との差が
分かるようになってきた。

うつは辛いけれど、

すこし、
自分を客観視できるように
なってきた気がする。

読んでくれてありがとう。

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