11.3C、SWOT、STP、4Pを5分で理解
主要マーケティングフレームワーク、3C、SWOT、STP、4Pの理解のためのちょー簡単な覚え方です。
一般常識として抑えておきましょう、レベルの内容です。各フレームワークを深堀りする前に、まずはラフな理解を流れで覚えることが重要です。
ちょっとだけボクの意訳を加えています。
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本noteは、ポートフォリオワーカー*になった、外資系IT企業マーケティングマネジャーによる、『初めてマーケティングを学ぶキミに伝えるマーケティングフレームワーク活用講座』の連載企画です。
*「ポートフォリオワーカーって何?」は、こちらを参照下さい。自己紹介とともに説明しています。
前回はこちら、最初から読まれる場合はこちらからどうぞ。
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3C→SWOT→STP→4P
まずはこの流れが基本です。
やることを日本語で表すと、3C→SWOT→STP→4P
= 調査→評価→戦略→実行案 です。
調査して、その内容を評価、どうするか方針(戦略)を決めて、具体的な実行案にする。
論理的ですね。この流れを理解したところで、各フレームワークを見ていきましょう。基本、すべてのフレームワークが検討対象の頭文字から命名されています。
3C
顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く分析ツール
Source: Wikipedia
Customer:顧客
市場規模、成長性、顧客ニーズ、消費行動・購買行動、PEST(政治、経済、社会、技術)
Competitor:競合
競合のシェア、特徴、強みと弱み(営業人数、生産能力)
Company:自社
理念やビジョン、現有リソース、資本力
非常に教科書的説明です。が、いい点が一つだけあります。3Cをやろうと思って、まず最初はこの項目を質問事項として捉え、その解を見つけるための調査をすることができます。
しかし、Googleで探しても、ほとんど解を見つけられないと思います。
50億円以下の規模のビジネスでこれをやろうと思うと、ネット上で解を見つけるのはかなり厳しいでしょう。
なので、まずは、3Cをこう考えてみて下さい。
自社製品/サービスを買ってくれた、あるは、買ってくれそうな人は、
✔Customer:誰で
✔Competitor:どこの会社/人と自社を比較し
✔Company:自社のどこを気にってくれるのか
これだけでとりあえず、3CはOKです。
これが究極のエッセンシャル思考です。大切なところはちゃんと抑えられています。解答はひとつでも複数でも構いません。
ここに解答できれば、まずは3C終了です。
SWOT
競合やプロジェクト計画などに関係する脅威や機会について、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法
Source: Wikipedia+α
Strength:強み
目標達成に貢献する組織(個人)の特質
Weakness:弱み
目標達成の障害となる組織(個人)の特質
Opportunity:機会
変化、目標達成に貢献する外部の特質
Threat:脅威
目標達成の障害となる外部の特質
GoogleでSWOTと検索すると、4300万件もヒットします。詳しくは、そちらを参照下さい。どれかわかりやすいサイトが見つかる可能性は十分あります。
ここでもエッセンシャル思考で、SWOTを解説すると、
✔3Cの結果から導き出した、自社の強み(S)、弱み(W)は何か?
✔自社ではどうしようもない自社を取り巻く状況は何か(Out of Control)?
✔それはメリット(O)かデメリット(T)か、なぜ?
だけです。3Cと同じく、解答はひとつでも複数でもいいですが、複数の方がいいです。
OT部分は、PESTを使うとか、仰々しく書かれている本が散見されます。が、50億円以下の企業でほとんど役に立ちません。
デフレだから何? 100均は流行るかもしれないけど、ウチの会社で影響ある? まーあるけど、だからってどの会社もそうだよね? もっというと、競合もそうだよね? 値下げすればいいの?
ぐらいの居酒屋の愚痴ぐらいしか出てきませんw
で、あるなら、「Out of Control=自社でコントロールできない自社を取り巻く環境は何?」と狭く、深く考えた方が、いい視点を得られやすいと思います。
雑感
もっと書きたかったのですが、妻に代わり犬の散歩に行かなければなりません。続きは明日で。ごめんなさい。
今日のnoteでは、「エッセンシャル思考」を連発してしまいました。
基本、エッセンシャル思考の人間なので、複数個の項目を考えるのは苦手です。
パワーポイントにポイントを5個も7個も書ける人は尊敬します。仕事で経産省とか総務省の資料を確認することがあるのですが、ポイントが何個も書かれており、さすがエリートは頭の仕組みが違うと思うところです。
そんな自分を卑下しなくていい本がこちらです。
ちゃんと読書メモを残そうと思った、いい本でした。
*ちなみに読書メモを残すのは読んだ本の5%ぐらいです。
ちょいメモの抜粋です。
・エッセンシャル思考は瑣末な出来事を切り捨てるトレードオフ思考
・パレートの法則を実現するための思考法
・持っているものを捨てる際にはそれをまた買うかで考える
・何を諦めるか
・テンピュール90点ルール (何だこれ、思い出せない)
・サンクスコストを意識する、所有しているとそれに価値を見出そうとしてしまう
・これを手に入れるためにはいくら払うか
・ゼロベース思考で考える
・早く小さく
・目的の明確化、フォーカス、小さな進歩でも気づく
気になったら、いい本なので是非お読み下さい。
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