
午後一番に避けるべき仕事
昼食後の眠気は体内時計に関係している!?
こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。
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はじめに
昼食後に眠気が襲ってくる人は多いかもしれませんが、これは食事をとったからというわけではありません。
実は、14~16時の時間帯は体内時計のリズムによって、脳の覚醒度が低下した状態になります。
午後のパフォーマンスを上げるためのコツを紹介していきます。
1)午後に眠くなるのは体内時計の影響
多くの人にとって起床後5~10時間にあたる14~16時頃は、脳の覚醒度は大きく下がり、眠気が起きます。
昼食を食べて胃に血液が集まるからという方が多いと思いますが、実はそうではありません。
食後の血糖値上昇の影響も考えられますが、主に人間の体内時計(サーカセミディアンリズム)によるもので、睡眠不足や飲食に関係なく生じる生理現象です。
この時間帯は脳の覚醒度が低くミスが生じやすいので、あまり重要ではない作業を意識的に組み込んだり、会議や打ち合わせなど複数人での仕事をセッティングするといいです。
重要な選択には向かないが、話していれば脳はある程度はっきりしてきますし、複数人いればひとりがヒューマンエラーを起こしても、軌道修正されやすくなります。
2)午後のパフォーマンスを上げるのは昼寝
サーカセミディアンリズムによる眠気に打ち勝ち、午後のパフォーマンスを上げるのにオススメな方法は昼寝です。
30分以内の短い睡眠をとると前頭前野の活動性が再び高まります。
15~20分で十分で、30分以上寝てしまうと起きた後2~3時間は脳が働かなくなるので注意が必要です。
体内リズムに影響がない範囲で、前頭前野をリフレッシュすることができます。
3)昼寝が難しい場合
昼寝をするのが難しい場合は、目を閉じて深く深呼吸をするだけでも、リラックスしたときと同様の脳波が出てきます。
それも難しい場合は、ボーッとするだけでも効果的な方法といえます。
仕事でパソコンを使い、休憩中にもスマホをいじっていると、脳の同じ箇所が働き続けることになり、脳に疲労物質がたまってしまいます。
疲れてくると、脳のスッキリ度合いを示す覚醒センサーである「網様体」の動きが鈍くなります。
カフェインは網様体に作用して脳の覚醒度を上げる作用があるので、昼食後のコーヒーはオススメです。
コーヒーを飲んだ直後の昼寝も効果が高くなります。
4)マルチタスクを避ける
限られた脳のリソースを有効活用するためにできるだけ避けたいのは、マルチタスクです。
書類を整理しているとメールの受信通知が届き、書類そっちのけで返信するなど。
返信を書いている途中で上司に呼ばれ、席に戻ってきたときにはさっきまで何をやっていたのかすら、思い出せないとなっては仕事になりません。
そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。
忙しいときは色々な仕事を同時にこなしたくなりますよね。
しかし、人間は厳密には複数の作業を同時並行で進めることはできず、マルチタスクはいくつかのタスクを素早く切り替えているに過ぎません。
タスクの切り替え時はアイドリングタイムが生まれますし、意思決定を要するので前頭前野も疲弊します。
脳のメモリー機能がいっぱいになりがちです。
脳の切り替えが頻繁に行われると、脳内にストレスホルモンの一種であるコルチゾールがたまっていきます。
特に、小さな画面に多数の情報があるスマートフォンはマルチタスクになりやすく、使い過ぎると知らず知らずのうちに脳が疲弊してしまいます。
すると、
物覚えが悪くなる
単純ミスが増える
感情が抑えられず怒りっぽくなる
などの状態になりえます。
マルチタスクを続けるとIQが10程度低くなることや、学習能力に支障をきたすことも報告されています。
一つの仕事を終わらせてから取り掛かるほうが、効率もよく、脳の負担も少ないです。
また、長時間座ったままでいるよりも、1時間座ったら5分程度歩くなど大きな筋肉を動かすと、脳の血流がよくなります。
自分のパフォーマンスを高めるためにはどうしたらいいかを考えてみてはいかがでしょうか。
今回は、以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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