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I am what I read

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What I read is what I want to read.
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記事一覧

『バリ山行』 - 松永K三蔵

 芥川賞のやつ。例によって文藝春秋で読んだ。  平易な文章で極めて読みやすい。まるでブロ…

nyx-a
1か月前
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『丸の内魔法少女ミラクリーナ』 - 村田沙耶香

 村田沙耶香作品は過去に『コンビニ人間』と『しろいろの街の、その骨の体温の』を読んだこと…

nyx-a
2か月前

『成功はゴミ箱の中に』 - レイ・A・クロック

 マクドナルド創業者であるマクドナルド兄弟から経営権を買い取り、世界規模のハンバーガーチ…

nyx-a
2か月前

『富岡日記』 - 和田英

Kindle版は買わない方がいい  90円。表紙が猫なのも謎。  まずルビが事故ってる。「松代ま…

nyx-a
2か月前
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文學界2024年8月号

 戸川純の初小説が掲載されるということで予約注文していた。正直言うと戸川純を良く知らない…

nyx-a
4か月前
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『総員玉砕せよ!』 - 水木しげる

 『はだしのゲン』にしてもそうだけど、このような戦争体験をした人が表現の手段を持ち、自分…

nyx-a
5か月前

『水仙』 - 太宰治

 しばらく前にたまたまこのpostを見て興味を持った。  著作権が切れているのと青空文庫有志のおかげで無料で読める。ありがたい。  太宰は好きじゃなかったけど改めて読んでみると分かりやすい文章を書くなあと見直した。  ついでにwikipediaで略歴などを読んだ。こんな誰もが知ってる有名作家が当時喉から手が出るほど欲しかった芥川賞をついに受賞し得ず、最近の無名作家がバンバン獲ってるのを見ると可哀想になってくる。大宰も浮かばれない。みんな最初は無名作家だし、今とは審査員も違う

『成瀬は天下を取りにいく』 - 宮島未奈

 Audibleが2ヶ月無料キャンペーンをやっていたので久々に再開した。普通のサブスク制になって…

nyx-a
6か月前
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『晩年のカント』 - 中島義道

 「哲学者は精神の黄昏といかに向かい合ったか」と煽りが入ってる。2年前くらいに買って中盤…

nyx-a
8か月前
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『競艇の教科書:初心者が見るべき最初の一冊』

 本当に基本だけ書いてある。身近なところに競艇教えてくれるクズのおじさんがいない人はまず…

nyx-a
8か月前

『フラッシュバック対処と予防』 第4版 - 服部信子

 kindleでセールやってた時に買ってみた。短く要点だけが書いてある。実践的で良い本だと思う…

nyx-a
8か月前

『デザイナーじゃないのに!』

 あんまり面白くなかった。大したこと言ってない割にマンガ形式で長々説明されても逆に疲れる…

nyx-a
8か月前

『確率で競馬は勝てるのか?』

 400円。BOOTHに売っていた同人誌。  タイトルの疑問にはちゃんと答えていて好感を持った。…

nyx-a
8か月前
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『ハウルの動く城 1 魔法使いハウルと火の悪魔』 - ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

 すごく読みづらいと感じたが、自分のコンディションの問題だと思う。連続して読めなかったり、単純に集中力が欠けている時が多かった。(実際には読みやすい方なんだろうと思う。)  本当は若い女性であるソフィーが老婆の姿に変えられ、プレイボーイの魔法使いハウルの家に図々しく上がり込んで家族(?)の一員となり、その生活に首を突っ込み、仮の姿のまま一種独特の覗き趣味を満足させるみたいなあの特別なシチュエーションを楽しむスタンスがないと「今何やってるんだっけ?」という感じになりがち。まし