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今の気持ちは今のもの

こんばんは🌙
またまた久しぶりの投稿です。

主治医の先生が変わり、もうすぐ2ヶ月になります。
1.2回目の診察時はまだ心の切り替えが上手くできず、前任の先生がいなくなった喪失感や、よくわからない不安や恐怖が大きく、心ここに在らず状態が続いていました。

私は元々人見知りで、初対面の人とうまく話せないし、きっと人よりも相手との距離をかなり置く傾向にあるんだと思っています。相手との間に他の人より分厚い壁を立てて、自分のパーソナルスペースに踏み込ませないようにしている感じですかね。

でも不思議なもので、その壁は時間をかけて徐々になくなるケースと何かのきっかけで一瞬でなくなるケースがあります。

前任の先生は前者。以前記事にも書いたことのある友達は完全に後者でした。

数回の診察を経て、そろそろちゃんと今の主治医の先生と向き合わなければならないと気持ちが切り替わった後の診察は自分の気持ちを話すことが出来ました。

前任の先生がいなくなり、とても悲しいこと。先生が変わることがかなり不安だったこと。どうしたらいいかわからないこと。何を伝えたら診察がスムーズにいくか、先生が診察しやすいのかを教えてほしいこと。今までの大まかな気持ちの変化、生活スタイル、何ができて何ができないか。

多分、全部上手くは話せなかったと思います。
途中息継ぎの仕方忘れてなんか息苦しかったし、なんか変な汗出てくるし、久しぶりの人との会話で絶対声小さかっただろうし、まとまらない話をひたすらし続ける変人に見えていたことだろうと思います。

「そんなに気構えずに大丈夫ですからね」

所々相槌をいれて聞いてくれていた先生の第一声がこの言葉でした。

なんとなく、その一言で一瞬肩の力が抜けたと言うか、緊張の糸が緩まった気がしました。


続けて、「何か変化があれば言えるタイミングで伝えてほしいけれど、何もないのであれば、それはある程度心が落ち着いていたということにもなるので、いいことだと私は思います」
そんなことを言われました。

なんというか、前任の先生とは視点が違うというか、まあそりゃ人ですから違うのは当たり前なんですが、何もないことがいい兆候だと言われたのは初めてな気がして、なるほどと思ったし、前任の先生とは違う優しさというか患者さんへの寄り添い方というかそういう温かいものを感じました。

もう完全に心を開いて話せるかと言われるとそこまでではないんですが、何回かの診察を経た今、新しい主治医の先生は私の中で"優しい先生"という認識がほぼ定着しています。

自傷に関しても生活リズムに関しても、私の行動や思考というものを否定されることがほぼないというか、こんな先生もいるんだなと。なんとも言い表し難い気持ちです。嫌でも不快でもない、むしろ有難いというか、嬉しいくらいなんですけど、この気持ちはなんというんだろうか。

生活リズムがほぼ昼夜逆転していることも、それで不安が少なく生活しやすいのであれば、それでもいいですよね、と言ってくれたし、自傷に関しても、腕を切ることから腕を噛む、叩くということに自分で変えられたのはすごいですね、と言われました。

心の中で、え、まじ?私すごいの?というか生活リズム直しましょうとか言わなくていいの?自傷は良くないからやめてとか言わなくていいの?まじか?なにこの先生懐深すぎんか?これは夢か?まじか?まじか?

…という独り言が頭の中で繰り返されることになりました。

先生という立場だから、自傷を薦めることはもちろんできないし、否定するのが当たり前、やめさせるのが当たり前、という今までの私の固定概念にヒビが入りましたね。

これは前任の先生にもカウンセラーさんにも言われてきたことだし、自分でも理解していたことでした。立場的に否定せざるを得ないのだと。
自傷をせずに済む方法を探しましょう。そう言われ続けていたし、内心そんな方法いつ見つかるんだ、あるわけないと思いつつも、自傷はいけないこと、他の方法を探すしかないんだと自分に言い聞かせて、折り合いをつけていました。

だからこそ、否定をされなかったという事実が物凄く衝撃的だったし、そのままでもいいんだよと言われた気がして、なんか嬉しかったんですよね。

障がい者手帳を手にした時の気持ちを思い出しました。
審査が通り、手帳が手元に届いた時、頑張りすぎなくていいんだよ、もう充分あなたは頑張っているんだよ、そんなことを言われてるような気がして、病気と闘っている努力を認めてもらえた気がして、霧が晴れたように心がすーっとして泣いていたのを今でも覚えています。


前任の先生が退職することがわかってから、不安だったり、悲しかったり、怖かったり、寂しかったり、どうにもならない行き場の無い嫌な感情ばかりが私の中にはありました。

そんなに不安に思うことない、という周りの声の通り、私は今新たに優しい主治医の先生に巡り会うことができました。

本当に先生との相性というのは大切だなと改めて思います。新任の先生が優しい方で本当によかったです。怖い人だったり、あんまりいい印象でない人だったら今頃どうなっていたか…。

非現実的ですが、仮に今の私が3月頃の私に新しい主治医の先生は優しい人だから安心して大丈夫だよ、と伝えてもきっとあの時の不安は消えることはないだろうと思います。予期不安?と言われる類のものでしょうか。
きっとあの頃の私には誰の言葉も届かない。誰にも不安は取り除けない。それが例え自分だとしても。

不安というのは本当に厄介なものです。
既に私の中では、今の主治医の先生もいつか居なくなってしまうんだ、またあんな気持ちを味わなきゃならないんだ、という不安が存在しているんですから。

エンドレスですよ。山手線ですよ。無限列車ですよ。鬼殺隊の皆さん、私の不安をスパッと断ち切ってください。なんの型でもいいですから。

すみません、久しぶりの投稿で舞い上がっているのか、エンドレス…無限…無限列車じゃん、鬼滅じゃん、ってすぐ頭によぎって打っちゃいました。笑ってやって下さい。あと鬼滅ファンの皆さん、おふざけに利用してすみません。



長々と書きましたが、新しい先生優しい人でほんとよかったわ、というお話?近況報告?でした。

面白くもないジョークも乗り越えて、最後まで読んでくれた方、お付き合い頂きありがとうございましたヽ(;▽;)

いくつかnoteで書きたいなと思うことがあるので、近いうちにまた更新すると思います。たぶん!


以上、新しいお薬の副作用で食欲のタガが外れて、たくさん食べてたら、当たり前に体重が急上昇し続けていることに最近焦りはじめたnanaがお届けしました🍙🍙🍙



nana🧸

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