「モノを厳選し、長く使う」暮らしは、身体も心も軽くなって世界が広がるって話
そういえば、あまりシェアしたことがなく、かつ自分の中では普通のことだったのでトピックとして取り上げるつもりもなかったのですが、最近やっと聴きはじめたPodcastのひとつ「Emerald Practices」を聴いていて気が付いたこと。
・・・わたしの暮らし方って、Zero Wasteに近いのかも?
思えば、小さいころから実家のモノの多さに常々辟易しており、社会人になったと同時に、飛び出すようにひとり暮らしを始めたものです。
昔から(おそらく無意識に)いろいろと考えていたこともあって、持っていく荷物は必要最低限。1年半ちょっとで退出することになったけど、あんまり荷物が増えることはなかった。
ただこのときは「ケミカルな洗剤は環境への負荷が・・」とか考えつつも、そこまで真剣ではなかったです。
けれど、この後に海外滞在や旅を経験したり、自給自足の環境に身を置いたりして、もともとあった「モノを持たない暮らし」の意識に加え「自然と人とが寄り添う暮らし」を深く考えるようになりました。
さっきちょっと触れた「Emerald Practices」の番組内では、ゼロウェイストや脱プラスチック・菜食の回など色々あり、ひととおり聴いてみて「やっぱりすべては繋がっているなあ」と強く思った次第です。
そういうことを思えるようになったのは、ひとえに自分の暮らしの中でモノを厳選し、長く使うことを徹底したり、出来る限り自然素材のモノを選ぶようにしていることが大きくかかわっています。
おそらく、今までも多くの方々がシェアしていることばかりだとは思うのですが、わたしの身近な人たちや、はじめてこの概念・アイディアに出会う人たちにとって何かの一助になればいいな、という思いから、現在わたしが実践している生活スタイルの一部をシェアします。
準備編:モノを買うとき「これは本当に必要?」と自分に問うてみる
まずはこれ。人間、意外とモノを持たなくても生きていけるものです。
服やお皿、食材を買うときも「これは本当に必要?」と自分に問いかけてみて下さい。
一回手に取ってみてから問うてみると、あっやっぱり今日はいいや、ってこと、結構あると思います。わたしはよくあります。
オンラインでの買い物の際なんかは、よほど急ぎでない限り、ひと晩以上保留にしてみると、案外なくてもいけるからいっか!ってなります。
ってことは、やっぱり「本当に必要」ではないってこと。
そうして、自分にとって、いま本当に必要なモノって何か?を選び取る訓練をすることが大切なんじゃないかな、と思っています。
1.マイ○○の持ち歩き(バッグ、カトラリー、ボトルなど)
これはよくいわれることですが、わたしはまずお買い物の際、必ずマイバッグと、さらにマイ・プロデュースバッグを持参します。
プロデュースバッグというのは、よくスーパーとかでお豆腐や魚を入れる、うすい袋のこと。あれもプラスチックなんでね。
日本にいるとき、毎回あのうすい袋に悩まされていて(レジで勝手に入れてくれちゃう)、使いどころもなくどうしよう・・と思っていたのですが、リトアニアに来てからリネン糸とかぎ編み針を手に入れ、自分で作ることに。
気になる方は、こちらからチェックしてみてくださいね。
わたしはそもそも肉や魚を買わないし、うすい袋を使わなくてもへっちゃらなのですが、こちらのスーパーでは野菜や果物がばら売りされていることも多く、種類や個数が増えると使わざるを得ない場面もあったので、このバッグをつくって入れるようになりました。
とにかく家にビニール袋がほとんどなくなり、快適です。
カトラリーは、いまはロックダウン中なので持ち歩かないですが、いつもはお手製の入れ物にスプーン、ヘラスプーン、箸を入れています。ストローもあるけど、あんまり使わないかな(わたしはね)。
これがあればかなり心強いし、実際とても役にたつのでおすすめです。プラスチックのカトラリー、触感も悪いし、あまり好きじゃなかったです。
ちなみに、リトアニアのファームステイ中は、ホストがいつもカップを外出時に持ち歩いていたので、わたしもよくやります。ボトルもあるけど、使い捨てカップで飲み物もらうの、いやだからね。
2.「洗う」を変える(たわし・スポンジ、シャンプー&リンス、洗剤、石けんなど)
洗うもの全般についての話。
たわしやスポンジについては、ずいぶん前にこんな記事を書いたので、参照してもらえるといいかも。
この当時のプロジェクト、いまはお休み中ですが、このとき作りためておいたオーガニックコットン素材のたわしをいくつかこちらに持参して、今も愛用中。
主にお皿洗いに使っていますが、ふきんのような感覚で、たいていの汚れは落ちます。身体を洗うときもオーガニックコットンのふきんを使っていて、シャンプーやリンスを使わなくてもしっかりキレイに落ちます。
たわしの汚れやにおいが気になるときは、重曹をいれて煮洗いすればOKで、清潔さを保てるのもメリット。
ここで重曹が出てきたのでついでに書くと、わたしは洗剤を一切持っていません。
基本は水やお湯、汚れの種類に応じて重曹か酢(今は残りのクエン酸)を使用しています。これだけで大抵の汚れは落ちるし、口に入れても安心な材料なのがうれしい。
さらには、布ナプキンをつけ置きするときに重曹を入れたり、部屋のニオイとりに使ったり、歯磨き粉としても使用しています。
個人的に、重曹を歯磨き粉にするのは特におすすめ。よく塩歯磨きって聞きますが、重曹も塩味があるので同じような感じかも。めちゃくちゃ少量で、しっかり磨けますよ。
市販の洗剤や歯磨き粉の多くには、マイクロプラスチックが含まれているので、知らずに水に流したり、口に入れて健康を害さないためにも、食材として使っても安心なものを「洗う」に使用するのは、めっちゃいいです。
あ、石けんは、植物性のものを、手を洗うときに使うくらい。
3.ティッシュやキッチンペーパーではなく、ウエスを使う
ウエスとは、使い古した布を小さく切ったものを指します。
わたしはこれを、たとえば耳かきのときや鼻をかむとき、器や型に油をぬるとき、お皿を洗う前にギトギトの油や汚れを落とすときなど、かなり色々な用途で使います。
結局ゴミになるじゃん!って思うかもしれません。
でも、たとえばセカンドハンドショップにも持っていけないくらいよれよれになっちゃったTシャツとか、ボロボロのハンカチとか、そのまま捨てる前に「もう一役!」ってことで、最後まで資源をあますことなく使うことで、ティッシュやキッチンペーパーを買わなくても済むのであれば、むしろいいんじゃない?と個人的には思っています。
使う用途によって、ウエスの元となる布の種類(シャツなのか、靴下なのか、とか)で分けると、もっといいかもしれません。
4.基礎化粧品・コスメを使わない
「洗う」にすこし関連することですが、わたしは基礎化粧品やコスメを基本的に使いません。あ、シャンプーとかリンスも。
あとですこし触れますが、植物ベースの食事をしていることも関係しているのかも。
それに、とにかく買わなくてはならないモノが減って、ストックを気にする必要がないし、荷物もめっちゃ少ないし、そういったアイテムを使わない期間が長くなればなるほど、どんどん肌の調子がよくなります。人に寄るかもしれないけどね。
たまにやるとすれば、窓辺で育てているハーブ(今はローズマリー)を濃い目に煮だして冷やした液体を、シャンプー後にスプレーすること。で、洗い流すと、かなりすっきりします。
これ、わたしはやらないけどハーブウォーターってことで、化粧水とかにもなるのでいいです。日持ちはしないので、ちょこちょこ作る必要はあれど、よく分からないケミカルな液体を皮膚に塗るよりずっといい。
長い歴史の中で使ってこなかったものを、現代社会システムの中で組み込まれてしまっているだけのものがほとんどだと思うので、思い切って手放してみると、人間が本来持っている「生き物としての機能」を発揮してくれるかも。
美容にかけるコストも減って、おすすめです。
5.できるだけ植物ベースの食事
今までのnoteの中でもやんわり言ってきましたが、わたしはこの3年?4年?くらい、ほぼベジタリアンな生活をしています。
特にリトアニアに来てからは、肉はもちろん魚も食べない完全ベジで、今月はイギリスのキャンペーンVeganuaryにのっとって、ヴィーガン生活をしています。
※Veganuary=Vegan + January = 1月だけヴィーガン生活をして環境を守ろう!という感じのキャンペーンです。イギリスの多くの有名人が参加し、企業も続々とプラントベースの商品を発売していて、かなり盛り上がっている様子です。
このキャンペーンを通して思ったこと・考えたことは後日書くとして、植物ベースの何がいいか?という理由はさまざまあります。
が、今回の記事の趣旨に沿ったことでいえば「植物性の油は、洗剤がなくてもほとんど落ちる」「にきびができない」といったメリットがあります。
なので必然的にスキンケアやコスメ用品、洗剤が不要になってきます。
そう。すべては繋がっているのよね。
6.自然素材の服を選択してかしこく使う
今度は、服や生活品の話。
手仕事をする身として、この類の話もnoteに綴っていますが、とにかく声を大にして言いたいのは「服・小物は自然素材を選んでほしい」です。
理由は、こちらも色々ありますが、今回あえてひとつ挙げるとすれば「自然素材の特性を知ってかしこく使えば、どの季節でも着回しが効く」から。
もちろんアイテムにもよりますが、たとえば長袖のカットソーやワンピースは、個人的にはリネンが断然おすすめ。
素材の詳しい特徴の説明は省きますが、ウールなどを組みあわせれば冬もあたたかく、1枚でさらりと着れば初夏まで着られる、ほんとうに優秀な素材なのです。
定番のコットンは、オーガニックを選んで肌にも環境にもやさしく過ごしたいですね。
とにかく、そうやって素材の特性を知った上で服や小物を選ぶことで、か~な~り服の数を減らすことができます。
7.修繕して(または得意な人に頼んで)、長く大切にモノを使う
これも大切なポイントです。
靴下とか、服のわきの下あたりとかって、わりと穴が開きやすいですよね。
そういうとき、修繕するすべを知っていれば、服の寿命はあと数年長くなります。
しかもだんだん愛着が湧いてくるので、ぜひ自分で直してみて下さい。
普通のお裁縫で、好きなあて布をして縫い合わせるだけで簡単だし、イギリス発祥のダーニングもおすすめです。めっちゃかわいくなります。
はじめは上手に出来ないかもしれませんが、慣れるとあっという間ですし、まるで新しい服を手に入れたかのような気持ちになれるので、おすすめ。
8.コンポストで、生ごみのストレスとさようなら
前にどこかでちょっと触れたような気がしますが、最後はこちら。
コンポストにはいろいろな種類がありますが、大体共通しているのは、ボックスに土を入れ(もしくは土に直接)、生ゴミをINして分解するシステムです。
今までのわたしは、滞在場所にコンポストエリアがあったり(トイレも)、実家では微妙なスペースの土に穴を掘り、そこに自分の分(+こっそり生ゴミから救出して家族の分)の生ごみを入れたりしていました。
今、普通のアパートに住んでいますが、近所の園芸屋さんで購入したパイン製のボックス(本来は、この中へさらに鉢植えとかを入れるのでしょう)に土を入れたものを用意し、数日に一度そこに溜まった野菜の切れ端などを入れています。
そもそも「生ゴミ」っていうけれど、それはゴミ捨て場に持っていく習慣がついているから「ゴミ」なのであって、本来は自然の一部。土に還せばちゃんと分解されるし、ゴミ処理に税金を払っているのがばかばかしくなってきます。
日本では一部の自治体がコンポストを推奨していたりするので、めっちゃいいね!って思っています(語彙力)。
で、話を戻しますが、このコンポスト、わたしはいま部屋の中に置いています。写真、今はないのでそのうち載せますね。
イメージとしては、キッチンの床の上に古紙を敷いて、その上にボックスを乗せる。薄い紙でふんわりカバーしてるだけ。
こんなズボラ仕様でも、以下のポイントを守れば、けっこうちゃんとできます。
1.3~4日に1度は野菜くず(魚とかも大丈夫)を入れる。
2.空気を含ませるようによく混ぜる。
3.ちょっと湿るくらいの水を足す。
4.必ず土で覆う。
ほかにも細かいポイントはあれど、まずはこのあたりを守っていれば大丈夫です。
わたしは今のところ、これで全く臭くないし、虫も湧いていません。
ちなみに、野菜などの切れ端は、毎日ちょこちょこ入れるよりも、まとめて入れる方が効果的らしいので、わたしはまず蓋つきの容器(リトアニアの作家さん作のめっちゃかわいい壺を贅沢に使用)にためておき、ある程度溜まったらコンポストに入れています。
こうすれば、生ごみを溜めているときも匂いが抑えられてキッチンも快適だし、何より毎回ゴミ出しに行くたびに感じていた、あの嫌悪感を味わう必要がなくなってめちゃめちゃハッピーです。
コンポストって植物だけでなく動物性のものも入れると分解が進みやすいらしいのですが、絶賛ヴィーガン生活中のわたしには手持ちがないため、コンポストの上で爪を切ったり、ブラシにたまったふけ?を入れたりしています。
聞こえはかなり悪いかもですが、今まで「汚い」と思っていたものがごみにならずに済むし、そもそも自分の体から出たものも土に還るもんな、人間だもんな・・と思えば納得です。
なお、最初に述べたポッドキャスト内では「月経カップに溜まった血をコンポストに入れている」といっていて、なるほど~!と思いました。めっちゃ動物性。やってみます。
色々挙げた中でも、特にこのコンポストボックスはおすすめします。一気にごみの量が減るし、かといってボックス内の土が増えたりはしない(微生物のご飯になっています)ので、ずっと手元にあっても邪魔になりません。
もし家庭菜園とかするのであれば、栄養たっぷりのコンポスト土を、肥料みたいに使うのもいいです。ハーブとか、かなりよく育ちます。化学肥料がいらないってのもポイント高いです。
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以上、書き出したら随分と長くなってしまったけれど、ほかにも紹介しきれなかったこと・細かいことをちょこちょこやっています。
すべてに共通していると思うのは、モノの選択や使い方次第で、無駄をなくすことができ、地球にやさしい暮らしができるということ。
そして、それが自分の体と心の健康につながるということ。
さらに、暮らしの中でさまざまな疑問が湧いて調べたりする機会が自然と増え、気候変動や環境問題・現代社会システムのあれこれについて知ることができ、今まで見えていなかった世界が広がるということにまでつながります。
面白いのは、無理なく続けられるようになるとそれが自然と普通になり、身の回りのちょっとしたことに「なんでだろう?」と思う力がつくこと。
それに、自分でモノを直したり、つくったりすることで「モノがどうやってできているのか?」に目を向けることとなり、結果的に自活力がついたりもします。
長文なので、読むのが大変だったかと思いますが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
そして、わたしの実践や考え方をシェアすることで、これまでの暮らし方を考え直すきっかけになればうれしいです。
ではでは~
(↑リトアニア移住時の持ち物の話。でも共通することや、今回は書ききれなかったことについても触れています。よかったら是非)