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戦争は終わらない

ロシア軍の研究家である著者の対談をまとめた一冊。戦争はどうやったら終わるのかから始まり、中国共産党とロシアの比較、そして、2023年の春から秋頃までの戦況を語っている。
希望的な観測をなるべく話さず、現実的に語ると戦争は3年目が見えてしまっているというのが著者の見立てで、2023年が終わろうとしている今、まさにその通りになっている。すでにロシアはウクライナ東部に2つの地域を認定してしまい、あの日以前に戻ることは国土を失いことになる一方、ウクライナもここまで払った犠牲があまりに大きく、すでに国土の20%弱もロシアに取られている以上、あの日まで戻さないことには国民が許さないからだ。
ただ、2024年のアメリカ大統領選で政権が変わる場合、良くも悪くも戦況が劇的に変わるかもしれないが、それはロシアに有利な形になる可能性もある。

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