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論文を読もう:「なぜ学校外教育に投資するのか」北村 友宏, 竹ノ下 弘久

神屋は現在、兵庫県加古川市加古川町粟津710-3で活動している加古川優考塾にて主に中学生の国語、社会、理科を担当しています。

このnoteではランニングや様々な活動と同様、神屋の講師としての学びやレポート、考えたことなどを記していきます。

読み物として楽しんだり、加古川優考塾に入塾するきっかけになれば嬉しいです。

皆さんは日頃から論文を読まれますか?noteや多くのブログ、記事、書籍も良いし、プレスリリースや公的機関の出す文章もすごく良いですが、読み切り、理解するのが難しいものの代表の1つが論文や規約などがあります。

いよいよChatGPTなどを活用すればそういった自力では難しいと思われるものも、要約してくれたりして手を出しやすくなりました。そうなってくれば片っ端から手を伸ばしていくことも自己向上や仕事、活動にも必要になってきたのかもしれません。

そんな固い考えでなくても、気軽に論文などに触れる機会にするのもありだと思います。今回はChatGPTに要約、質問の回答をもらいました。

参考にどうぞ。


なぜ学校外教育に投資するのか:数理モデルによる投資メカニズムの解明
北村 友宏, 竹ノ下 弘久

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/39/1/39_79/_article/-char/ja/

この研究は、影の教育に対する投資のメカニズムを説明する数学的モデルを開発しています。従来の研究では、収入や職業、教育背景などの階層要因が影響を与えることが示されていますが、それらがどのように影響するかを説明するモデルは存在しません。本研究では、人間資本投資理論を用いて親が子どもの影の教育に投資する理由を解明しており、高い収入や教育水準の親ほど積極的に投資すると示されています。また、階層再生志向を持つ親もより積極的な傾向があります。このモデルは「21世紀新生児縦断調査」を用いた実証分析によってその妥当性が確認されました。

「影の教育」とは、公式な教育システムとは別に行われる補完的な教育活動やサービスを指します。これは通常、親が子どもの学習成果や競争力を向上させるために受けさせるものであり、以下のような特徴があります。

影の教育の具体例

1. 塾や予備校: 子どもが学校で学んだ内容を補強するために通う塾(家庭教師や専門学校)です。特に試験前には多くの生徒が参加することがあります。

2. 家庭教師: 個別指導を行う家庭教師によって、特定の科目やテーマについて深い理解を得られるようになります。

3. オンライン学習プログラム: インターネット上で提供される各種講座や教材です。これには動画講義、演習問題集、自主的なプロジェクトなどがあります。

4. 課外活動: 音楽教室、美術教室、スポーツクラブなども影の教育と見なされることがあります。これらは技能向上だけでなく、人間関係能力やチームワークなど社会性を育む機会にもつながります。

5. 試験対策プログラム: 標準化テスト(SAT・ACTなど)への特化型トレーニングコースが含まれます。このようなプログラムは、高等教育入試における競争力を高めること目的としています。

影響

影の教育は個人としての能力向上だけでなく、社会全体にもさまざまな影響を与えます。一方では学生たちの選択肢を広げたり、多様性あるスキルセットへのアクセスを提供したりします。しかし同時に、高所得層と低所得層との間で不平等感が助長されたり、それぞれ異なる環境から来た生徒同士で競争意識が強化されたりすることもあります。このため、「影」の存在が公式制度内外両方から注目されています。


階層再生志向(hierarchical reproduction orientation)とは、親が自分の子どもに対して、社会的・経済的地位を維持または向上させることを目指す考え方や態度のことを指します。この概念は、親が自らの教育や職業的背景に基づいて子どもの教育への投資を行う傾向と関連しています。

階層再生志向の影響

1. 教育投資の意欲: 階層再生志向が強い親は、自分自身の成功経験や社会的地位を反映させた教育環境を提供しようとするため、子どものためにより多くのリソース(時間、お金、エネルギーなど)を投入する傾向があります。これは特に影響力ある学校や塾などへの投資として現れます。

2. 選択肢の拡大: こうした親は、子どもに対して教育成果(例えば高評価な大学への入学)の重要性を教え、その結果として子どもが将来的に良い職業機会につながるような選択肢を広げることになります。

3. 社会的不平等の維持: 階層再生志向はまた、教育機会や成果によって階級間格差が拡大する要因にもなり得ます。つまり、高所得者層はその利益からさらに利益を得る一方で、中低所得者層にはその逆が起こり得るという構造です。

4. 文化的伝承: この考え方は文化や価値観とも密接に結びついており、一部地域では特定の社会階級内で強く根付いた伝統となっている場合があります。その結果、それぞれ異なるバックグラウンドから来た家族間でアプローチが異なることがあります。

このように階層再生志向は個人だけでなく、その家庭全体及び広範囲な社会構造にも影響すると言えるでしょう。



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神屋伸行/加古川優考塾/走遊Lab代表
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