少しだけ時間の流れがゆっくりな日の幸せ
遠くで蝉が鳴いてる。
風が気持ちいい。
木漏れ日が心地よく降り注ぐベンチで、湖の水面が揺れるのをぼんやりと見る。
そんなお休みの日の午後。
そんな時にふと、
私は今満たされていて、幸せだなぁって感じました。
今の世界は少しだけ未来に急ぎすぎているような気がします。
言葉はどんどん簡略化され、短い時間の動画が流行り、最近は映画や小説は長すぎて見ていられないという人達が増えていると聞きました。
絶えず情報が流れ、流行ったと思えばすぐに消えていく。
どこにいても誰とでも繋がれる、そんな世界。
もちろんそれは幸せなことでもあるのだけれど、少し便利すぎるのかもしれない。
何も考えずに風の音を聴き、流れていく雲を見るともなく見る。
そんな時私は、何者でもない自分に気づく。
肩書きも性別も過去も未来も何にもなくて、自分が本当に存在しているのか、していないのか、自分と空との境界線さえ曖昧になって、いつの間にか空と溶け合うような感じ。
あるがままに生きる。
ただそれだけ。
色んなこと考えずに、本来はきっとそれだけでいいのかもしれないなぁ、なんてぼんやり考えてみたりする。
そんな夏の日の穏やかな午後。
贅沢な時間。
日々忙しくがんばっている人達にこそ、そんな贅沢な時間を敢えて作って欲しいなぁなんて思いました。
だってこの何もしない時間が贅沢だと思えるくらい、日々を本気でがんばっているってことだから。
毎日を一生懸命がんばっている人達に、少しだけゆっくりな時間が流れる幸せな1日を。
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