Constantin BRANCUSI
『眠る幼児』『雄鶏』
豊田市美術館
今回は豊田市美術館に行って参りました。
現在開催されている
『サンセット/サンライズ』
に展示されていた作品の一つです。
展示コンセプトはこちら↓
コチラの展示に2点採用されておりました。
まずコチラから
『眠る幼児』
不貞腐れてる表情がなんだか可愛い💗
頭部がコロンと転がっている様も尚更のこと。
あと、ブロンズというのもポイント高い✨
手のひらに乗るくらいの大きさの
このオブジェ欲しいなぁ✨
アートだからといって私は小難しく感じれない笑
こんなシンプルで素直な感覚からでいいと思う。
自分の心が喜ぶ感覚を今大切にしたいのです🌱
✣ 作品概要 ✣
コンスタンティン・ブランクーシ紹介欄に記載します。
次にこちら
『雄鶏』
カッコイイ✨
飛べそうな気がする!!!
1900年代を生きたルーマニアの彫刻家。
ちょうど1904年にライト兄弟が初の飛行を成功させた。
日本は明治時代の中ごろ、日露戦争があった。
この辺のルーツの影響もある気がする
個人的には
とても開放的で可能性を感じます✨
現代のアートはもちろん
デザイン分野にも精通するような
削ぎ落とし(マイナス)の表現!!!
コチラもコンパクトな机に置けるサイズ感の
物があれば欲しい。。。✨
✣ 作品概要 ✣
コンスタンティン・ブランクーシ紹介欄に記載します。
彫刻家紹介
✣ Constantin BRANCUSI✣
コンスタンティン・ブランクーシ
✣作品と人物✣
非常に要素を削ぎ落とした一見してミニマルな作風を持つ。
彫刻などが置かれる台座も作品と一緒に制作していた様。
ブランクーシの作品は抽象化が進み
代表作である『新生児』や『空間の鳥』では
幼児の頭部や飛ぼうとする鳥がほとんど単純な
卵型やプロペラ型の形態にまで至っている。
しかし彼の作品は描写の対象の本質を捉え
それを効果的に単純な形態に写すものであり
対象物の携帯から完全に離れてしまうものではない。
まさに今回の展示の2作品から伺えますね🌱
この単純化の結果
1926年に作品販売の為『空間の鳥』をアメリカ合衆国に
輸出した際、税関で美術品とみなされず工業製品とみなされてしまい
高い関税を課せられてしまった為
購入者と税関が裁判で争い
購入者が勝訴する事件が起こっている。
-人物像・親交-
ブランクーシの独創的な作品は
後の現代彫刻、絵画、デザインなどへ、多大なる影響を与えた。
特に代表作でもある『無限柱』シリーズは
単純なユニットの反復により構成され
本人が友人のマン・レイに語ったところでは
どこで切断しても無限の柱としての特性を失わないものとされる。
この思想はカール・アンドレなどの
ミニマル・アートへ強い影響を与えた。
ブランクーシは朴訥な人柄で様々なアーティストから慕われ
マルセル・デュシャンやマン・レイとも親交があった。
デュシャンはニューヨークでブランクーシの作品を
売買することで生活していた時期もあった。
マン・レイから写真術を教わったブランクーシは
自分のアトリエ内に暗室をつくり
自らの作品を写真に記録することに熱中した事もあった。
また、イサム・ノグチはパリでブランクーシの助手となることで
抽象彫刻家としてのキャリアに方向性を見出した。
著名な言葉で、
“create like god, command like king, work like slave”
「神のように創造し、王のように指揮を執り、奴隷のように働け」
を残している。
1991年から1994年まで発行された
500レイ紙幣に肖像が使用されていた。
✣ブランクーシと親交のある芸術家✣
現代でも人気な芸術家たちの名前がたくさん出てきますね✨
上記の芸術家たちの有名な作品とともに簡単にご紹介。
全員好きな系統💗
やっぱりお気に入りの入口から掘り下げると
お気に入りの世界がどんどん広がりますね✨
後にきっと、いや、必ず取り上げる方々です♪
作品紹介
有名なブランクーシの公園は、
ルーマニアのトゥルグ・ジウの町にある。
作品正式タイトルは
「終わることなき感謝の柱、英雄たちの記念碑」で、
無限に折り重なる魂の塔をイメージします。
無限の天に向かってまっすぐに、
永遠に伸びています。
上記で記載しましたが
ブランクーシの独創的な作品は
後の現代彫刻、絵画、デザインなどへ、多大なる影響を与えた。
特に代表作でもある『無限柱』シリーズは
単純なユニットの反復により構成され
本人が友人のマン・レイに語ったところでは
どこで切断しても無限の柱としての特性を失わないものとされる。
シンプルな連続の柱は∞(無限)を感じます。
なんだか複雑性を超えたシンプルは
削ぎ落としの代表的な形状でありながら
フラクタルを感じる作品となっています。
アトリエ発見✨
すごく個人的にアトリエって惹かれます!
ワクワクが止まらないのです。笑
3枚ほど添付しておきます♪
パリには、
ブランクーシのアトリエを再現した展示がある。
行ってみたい・・!!
まとめ
まだまだ掘り下げられる。。。
ここまで広がるとは思っていなかった事に驚きを隠せない。
美術館の作品群に疲れてしまって
いつも記憶に残りにくい。
けれどこうやって振り返ると
とんでもなく自分の琴線に触れる多くの『美』に
触れることが出来たことに感謝。
いかに普段自分の感覚を無視して生きているか
痛感しました。
なんだか可愛い💗
という感覚から取り上げて
ミニマル・アートの先駆者✨
のルーツを辿って
現代も多く引き継がれる
削ぎ落としの美
のルーツも見れた気がします。
ブランクーシが残した名言はその時代に生まれた表現ですが
現代の私たちが今感じるそれをどう表現していくかは
それぞれだという部分をおさえつつ
進んでいきましょう✨
最後までご観覧ありがとうございました。
力が入り長文になりましたがお付き合い感謝いたします✨
何か反応がございますと励みになります🌱