この夏、お世話になったきゅうり料理。
ここ数日、まだまだ夏を楽しもうと思っていたら、思いもかけない涼しさに早くも秋の足音が聞こえてきてしまって。
そろそろ今年もお世話になったきゅうりに別れを告げる頃なのかとひそかに感慨にひたっています。
そこで今回は、夏の思い出に、この夏わが家の食卓によく登場したきゅうりのレシピをまとめてみました。
おばあちゃんのきゅうり漬け
これがなくては始まらない、わが家の定番お漬けもの。その名の通り、祖母から伝わる思い出の味です。少し甘めの味噌漬けなのでお子さんにも大人気。ポリポリ止まらない美味しさ。
もやしとカニかまの香味レモンあえ
食感のよい野菜と香りのよい大葉が効いている、カニかま入りのあえもの。甘酸っぱいレモンのたれで味つけしています。きゅうりの立ち位置はあくまで脇役なものの、やはり塩もみしたきゅうりの存在感がなくてはならない美味しさです。
セロリ・みょうが・きゅうりの昆布茶漬け
再び戻って、こちらもお漬けもの。食べやすく乱切りにしたきゅうりを、同じく食感と香りのよいセロリ、みょうがと昆布茶で漬けたさわやかな一品。味わいはもちろん、彩りもきれいで、見ているだけで涼を感じさせてくれます。
鶏むね肉の雲白肉(ウンパイロウ)風
続いては、メインおかず編。
こちらはレンジ調理だけで作れる鶏むね肉のおかず。メインはあくまで鶏肉ですが、やはり食欲をそそる甘めのピリ辛だれがからんだきゅうりがとてつもなく美味しい。誇張ではなく、本当に山ほど食べられます。
ちなみに、雲白肉(ウンパイロウ)風とは言いながらも、本来の豚バラ肉とはちがって鶏むね肉を使っているので重たさがなく、暑い日でもモリモリいただけます。
鶏むね肉とたたききゅうりのねぎ塩レモン炒め
炒めるタイプのきゅうりも、メインおかずにはピッタリ。こちらは同じく、鶏むね肉ときゅうりをねぎたっぷりの塩レモンだれで炒めたひと皿。さっぱりしていますが旨みがしっかりとあるので、寒暖差による疲れで意外と夏の疲れが出そうなこれからの時期にも使えるメニューです。
鶏ささみとえびの冷製ごちそうスープ
次は、欧風料理のメニューから。
これはギリシャのザジキというディップを伸ばして作ったかんたんスープ。ザジキは、みじん切りにしたきゅうりを塩もみして、すりおろしにんにく、ヨーグルトと混ぜたもののことです。
野菜やクラッカーに添えたり、サラダやサンドウィッチに入れたり、肉や魚のメイン料理添えたりといろいろ使えますが、こんな風にスープでのばしてさっぱりといただくのも最高。
淡泊だけれど旨みのあるえびとささみがとてもよく合います。良質なたんぱく質いっぱいの、さっぱりひんやりスープ。暑さに火照った体を鎮め、疲れを何度もいやしてくれました。
▼ギリシャのサジキとそのアレンジ料理についてのコラムはこちら。
本格ラタトゥイユ
そして最後に、意外ときゅうりを入れて美味しかったのがこのラタトゥイユ。先日こちらのnoteさんでも記事にさせていただきました。
上のレシピには特に載せていないのですが、冷やし中華などに使って少し余ったきゅうりがあればぜひ。身の締まった旬のきゅうりは、煮込んでも美味しくて、ラタトゥイユにもとても合います。
私などはわざわざきゅうりを多めに入れて、思わず探しながら食べたくなってしまったほどでした。
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一年を通じて食卓で大活躍してくれるきゅうりですが、この時期のものは特に味がよくて美味しいですね。あともう少し、いろいろなお料理で楽しめたらと思います。