季節の食卓 │ かぶの葉の旨辛漬け
この時期、よく買い求めるかぶ。
実のほうだけでなく、葉っぱのほうにもたっぷりと栄養があるので、余すところなくいただきます。
いつもは、きざんでチャーハンに入れたり、パスタに使ったり、ふりかけにしてみたりと、割と脇役的な使い方をしていたかぶの葉。
ある時思い立って、かぶの葉をたっぷり食べられて、これだけでご飯がすすむ「旨辛漬け」にしてみました。するとこれがもう本当においしくて、まさにお箸が止まらなくなる味わいと食感に。
パンチのあるにんにくの風味に、ご飯がすすむ醤油味とあとひく鶏ガラスープの素の旨味。さらにラー油でピリッと仕上げて。
レンジでさっと加熱して漬け込むだけのお手軽な一品おかず。
とてもおいしいので、noteにも書き留めておきたいと思います。
かぶの葉は、洗って水けをつけたままラップに包んで電子レンジへ。
600Wなら1分、上下を入れ替えてさらに1分、シャキシャキ感が残るように火を通します。
熱いのでやけどに気をつけながら、ラップごと水にさらすなどしてあら熱を取り、触れるようになったら、水気をしっかりしぼって食べやすく切って保存袋の中へ。
スライスにんにく、醤油、鶏ガラスープの素、そしてほんの少しの砂糖、ラー油を入れてなじませ、10分くらい置いてできあがり。
葉っぱのほうは、こんな風に広げてご飯を巻いて食べても。
見た目はちょっとめはり寿司のようなごちそう感です。
小松菜などより少し硬めのかぶの葉は、ほどよいシャキシャキ感。
それが旨辛の味付けととてもよく合います。
夫はこれが大好きで、食卓にあるといつの間にかパクパクと食べています。
確かに。これはもう、お箸が止まらないのです。
5月頃の春のかぶもおいしいけれど、今のかぶは甘みも強くて加熱するととろけるようなおいしさ。けれどかぶの葉のほうも、時には彩りだけでなく、こんなメインになれる特別な場所を用意してあげたいものです。
たっぷりあったかぶの葉も、加熱するとかさが減ってほんの少しの量になります。だから、ふっくらした真っ白なかぶの実に、ふさふさ茂るかぶの葉を見る時、人知れずついほくそ笑んでしまう今日この頃です。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。