北陸旅④
金沢に着いたお昼は、金沢カレーを食べた。
ルーの上に乗っていたのは飛騨牛コロッケで比べたら悪いのだが、昨日のダムカレーより全然好みで美味しかった。
お店の雰囲気もとてもおしゃれで、一つ一つ形の違う照明がたくさんあってそれが一番のおしゃれポイントだった。
カレーが到着する前から水を何度も注ぎにきて来てくれたのだが、カレーを食べ始めたら少し辛く、どうしても水を飲みたい!、というときに限って全然来てくれなかった。
それはかわいいハプニングとしてお腹も満たされ、落ち着いたところで21世紀美術館へ入った。
一番印象に残ったのはなぜか作品たちの前で卓球をする、というアートの部屋があったこと。斬新ではあったがこれがアートとして面白い、とはならなかった。けど、卓球をする時間がただただ楽しかった。自分は割と美術館好きだと思っていたがもしかしてスポーツの方が全然好きなのでは?と思った。ベクトルは違うけど、ともかく食わず嫌いでなんでもやってみることが大事なのだと思った。
美術館を周り終え、少し早いがまずはホテルへチェックインした。金沢駅の近くで周りも栄えており、ホテル内も若い観光人向けのホテル、という感じで、なんだか昨日のあの自然の中にあった富山の宿が恋しく感じた。部屋がベッドだったのも本来なら喜ばしいことなのだが、少し寂しかった。結果的にはそのベッドのおかげで死ぬほどぐっすり眠ることができたのでよかったのだが。
再び外に出て、今度はひがし茶屋街へ歩いて向かった。これから夜に向けてテンションを上げていこうという中での30分汗だく歩きは普通にしんどかった。
ひがし茶屋街に着く手前の赤信号で、外国人観光客2人組の方が信号という概念がないかなんだかわからないけど、車がびゅんびゅん飛び交う中、普通に渡ろうとしていた。おもわず僕は手でその2人組を制し、大事故は免れたのだが、その観光客の方はほんとに何にもわかっていない様子で青になったらそそくさと信号を渡っていった。まじハラだった。
ひがし茶屋街はほとんどが海外の観光客だった、なんだか海外の日本町にきた気分でそれはそれで新鮮だった。お店はほとんどがお昼で営業を終えていて、まだやっている店は混んでいたので、一通りぐるっと回ってから今度は近江町市場へと向かった。
お腹も空き、汗もだらだらだったのでなんでもいいから早くご飯を食べたかったのだが、近江町市部についても高いだなんだでお店がなかなか決まらなかった。そもそも海鮮を食べたいと言っていたのは二人だったので、こいつら何しに金沢まで来たんだよ、と思った。二人がトイレに行っている最中ついに我慢できなくなり、旅行 金銭感覚合わない とGoogleで検索した。すると、僕よりもひどい人がいっぱいいたので、それをみて気持ちを落ち着かせ、至極楽しく駅まで歩いていった。
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