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林ふみこ
2023年7月15日 17:40
梅雨が好きだったしとしと降る あの雨が好きだったそして太陽の光が白く光り夏が来た瞬間を感じることも好きだった四季を感じ 四季を愛でることが生活の中にある日本人で良かったと歳を重ねるごとに思っていた私の残りの時間四季のためにこれからも この先も続くよう 私 ひとり たった一粒だけれども四季をまた 感じられるように
2023年6月24日 23:07
衣食住の「衣」は私の人生で二番目に 思うようにならなかった特に靴は どうにもならなかった極端に足幅が狭く 甲高 ハイパーアーチで長足が長いおまけに冷え予防の靴下が必須のため自分の長足より少し大きめでないといけないずっとこんな足を恨めしく思っていたけれど昨夜ふと自分の足を眺めたら指がまっすぐ伸びていて傷もひとつもないことに気がついた身体を大切にして生きてきた証のようだった
2023年6月16日 22:25
私の身体に何か起きた時最初に会いに行く 接骨院の先生私の顔を見て 私の身体に何が起きたかを察知して私の身体を診て皮膚科や内科へ行けと指示してくれる最初に先生に会った日から随分と経ち私は筋力が落ち 先生も髪が白くなった今回も私が気づかず痛めていたところを見つけてくれたこれからも私にとっての先生は この接骨院の先生しかいないと思った
2023年6月16日 12:51
気圧の谷に晒されて身体の悲鳴が痛みとなって現れている気を張っていた先月までに溜め込んでいたものが一気に溢れ出したようだそれは感情も一緒に連れてきてしまったので今の方がより孤独と寂しさを感じる毎週 花を買う習慣がついたのも花を選ぶ心にいつもあるものもその孤独によるものだそう 皆 孤独なのだ孤独を味わう術を 今 ようやく手に入れる機会が来たのだ
2023年6月3日 05:36
大きな風のうねり声窓を覗くと空も暗く雨もまるで円を描いてるよう急いで地上へ落ちた沢山の雨粒がしばらくせずに雨樋から溢れ大きな雫の音楽が始まるト トトン ト トタ トン タまるでカホンのように奏でだすさっきまで少し不安だったけれど音楽が私に少し笑顔を与えてくれた
2023年5月25日 12:51
ジャスミンの花の香りが薄まると新緑の香りが満ちてくる青々とした憩いの小さな広場を通り抜け今日は青茶を淹れよう茶葉の姿を眺め お湯を注ぐくるりとまわりながらお湯に浸かる柔らかい湯気に包まれてまた季節が変わっていく瞬間を味わおう
2023年5月20日 07:36
渡り鳥は飛び立つと辿り着くまで飛び続ける一度も眠らず 休まずにその心の強さ 自分を信じる力一度も振り向かず 前を見て同じ心を持つ家族や仲間と整列して飛んでいく互いを守り 励ましあう辿り着くまで 互いを想ういつかの人間もそうであったはずいつの時から忘れてしまった今 思い出さなければならない手遅れだとしても思い出さなければならない
2023年5月11日 22:07
自然界には規則がある決して破れない規則地震の後の雨もそうでも今日の雨はそれだけではなく雷や風、空気の暗さも全て何か 私たちに伝えようとしていた私たちはもうどうやら引き返せないところまで来てしまっているようだこれから自然界が行う規則に則った現象に私たちは耐えられるのだろうか
2023年5月5日 07:41
あれだけ冷たい風が吹いていたのに、気がついたらその風は生温くなっていて、今年の夏の入口がもうそこに見えていた。それに気づいてしまったからか、なんだか水出しのお茶が飲みたくなった。1リットルのボトルに茶葉を入れた茶袋を入れ、浄水を注いで冷蔵庫でしばらく寝かせる。茶葉は何でも良い。今年はじめてのお茶はジャスミン茶にした。少し前の朝、駅に向かう為のいつもの道で香ったジャスミンの花がとても印象的だった。
2023年4月27日 23:32
あの夏の日の朝、新月の木曜日。どんな理由があってその日を与えられたのかは、何十年も生きてきたけれど、まだわからない。ただ、月のリズムと同じに私も満ちて欠け、木曜日はときめく。今日の果物は不知火。夜はまだ冷えるからあたたかい紅茶を淹れよう。