マガジンのカバー画像

木曜日記

41
毎週木曜日に日日のこと、思ったこと、感じたことなどを文字にしています。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

2023.10.12

2023.10.12

満月がより美しく見えるのは
秋が深まって気温が下がり
空気の素粒子が冷えて透明度が増したせいだ
太陽はただ燃え
地球はその周りを近く遠くしながら
ただ周っている
ただそうしているだけなのに
こんなに美しい満月を見せてくれる
ただ私らしくある
私もただそうありたい

2023.10.5

2023.10.5

急に秋がやってきた
朝 窓を開けたら 鱗雲のきれいなこと
季節が変わった知らせのよう
澄んだ空気にも癒される
やっと秋が始まった

2023.9.28

2023.9.28

年中 長袖を着ている
夏は空調が効き過ぎているし
理由は聞かれてもわからないけれど
素肌を少しでも隠しておきたい
もちろん足元も靴下派だ
でも 最近の夏は さすがの私も
長い袖に腕を通す気持ちになれず
半袖を着て 出かけた
久しぶりの適度な日光浴は
思いがけず心地よく
猫が毎日欠かさずしている日光浴の
その大切さを実感した
猫の隣で陽を浴びる
私の休日のひとコマに加わった

2023.9.21

2023.9.21

ピュロロと歌うような鳥の声に
少し前から気づいていた
ちょうど下の階の越してきた日
その辺りから聴こえてきたので
すっかり下の階の鳥だと思い込んでいた
1羽ではなく2羽の声
窓辺に鳥かごを置いているのかも
それにしても とても声が近い
ベランダのカーテンを引いて外を覗いた
下の階ではなくここに 鳥はいた
嘴が短く真っ直ぐ
初めて見る鳥
写真を撮り 鳥好きの知り合いへ送ると
近くの森の野鳥ではという

もっとみる
2023.9.14

2023.9.14

空気がどんどん秋の匂いになっている
朝の駅までの道
会社を出た瞬間の空
遠くで蜩も鳴いているはず
始まりと終わり
どんなに辛い日々にも最後の日がある
そう思うと 
この茹だる暑さを手放すことが
永遠の別れのようで淋しく思う
最後の夏の日が晴れたら
夜に月を眺めてお別れしよう

2023.9.7

2023.9.7

全てに均衡があるから
嬉しいことも悲しいことも
同じだけあるのだとそこかしこで聞く

あれだけ楽しく過ごした夜の翌朝
大きな暗闇に呑み込まれる人がいる
その楽しみが大きければ大きいほど
暗闇は大きく深くなるのかもしれない

そしてその大きく深い暗闇は
じわりじわりと周辺一体を呑み込み始め
私の足元まで辿り着いた

深呼吸をする
丁寧に 呼吸をする
拒むでもなく 抵抗するでもなく
ただ受け入れて受け

もっとみる