【基礎教養部】異世界転生をさらに語る【AI先生】
●AI先生を召喚
以前2回ほど異世界転生に語った。
もう語ることはないのだがもう一つ記事が必要なので再度語る。今回はAI先生の力を借りて、異世界転生の魅力を再検討してみたい。
以下noteのAIアシスタントの生成文を引用する。打ち込んだスクリプトは「異世界転生の面白さを検討する」である。
この文章を「異世界はスマートフォンとともに」(以下イセスマ)の1巻に当てはめて検討してみよう。
●検討その1
異世界転生の魅力は、新しい世界や文化に飛び込む冒険心をくすぐることです。ここからまずツッコミどころである。ごく初期はわからないが、今や異世界転生ワールドは新しい世界でも文化でもないだろう。ナーロッパと呼ばれるほど世界観はテンプレ化しているので、新しい世界に触れたいという動機があるとは考えづらい。「イセスマ」の世界も、もはや見慣れた世界である。新しい世界に触れたいというなら、もう少しSFチックな世界観や、遠い未来のような世界観の作品があっても良さそうだが、私は聞いたことがない。探せばあるにはありそうだが、おそらく市民権は得てないだろう。
そして主人公が現実世界と異なる力や能力を持ち、困難に立ち向かう姿を描くことで、読者に夢と勇気を与えることができますと続く。これもツッコミどころである。前半部分はまだいい。後半の夢と勇気を与えるは非常に怪しい。金と権力を得て女とキャッキャする作品を見て、いかなる夢と勇気が与えらるのだろうか。それが悪いと言ってるわけではない。夢があると言ってもいい。ただ勇気はないだろ。勇気は。
●検討その2
異世界転生の楽しみの一つは、主人公が新しい友人や仲間との絆を築く様子を描くことです。これはおかしなところはない。イセスマで考えても、その通りである。そのほとんどは可愛い女の子なわけであるが、それはいい。多様性に富んでいるとは言ってない。
他の世界の人々との交流や協力関係が生まれることで、読者に友情やチームワークの大切さを伝えることができます。これもおかしなところはない。チームワークというほどのワークがあったかは微妙だが、わざわざ突っ込むほどのおかしさはないだろう。友情よりは性愛の大切さと書き換えた方がいいかもしれない。
●検討その3
これも取り立ててツッコミどころはない。イセスマもそうである。ただ架空の異文化を理解して何が得られるのかはよくわからない。現実の異世界文化理解にも役に立つのだろうか。そういう効果はあるかもしれないが、何にせよ色々と主人公に都合の良い世界観である。思ったほどの効果が得られるとは考えづらい。
●検討その4
これはツッコミどころだらけである。「イセスマ」に成長”過程”はない。基本は能力とは自動的に与えらたり、どこかから降ってきたり、偶然身についたりする物である。そして困難などなく、全てはあっさり解決する。ここから「自分も頑張れる!」というメッセージを受け取るのは不可能に近い。重ねていうが、過程のなさが悪いわけではない。AI先生の見解につっこんでいるだけである。
●検討その5
これはその通りである。イセスマもこれに習っている・ただこれは異世界転生というよりはファンタジー作品の特徴である。つまり異世界転生は同時にファンタジーであることがわかる。謎の未来世界とかではない。文明が進みすぎていると、現在の知識で無双とかできないだろうし。色んな意味で無双できる世界観でないと意味はない。
●AIのそれっぽさ
ぱっと見それっぽいことを言ってはいるが、ディテールを見るとまあまあ適当である。AIは自信ありげにそれっぽいことを語らせるのには向いている。それがどのような用途に適しているのかわからない。少なくとも現状何かをレビューさせたりするのには向いていない。
●この記事の間違い
そして今気づいたのだが、「異世界転生の面白さを検討する」というスクリプト分がそもそも間違っていた。やるなら「異世界はスマートフォンとともにの面白さを検討する」にすべきだった。「異世界転生の面白さを検討する」というスクリプトにしておきながら、それをイセスマと比較すること自体が、間違っているとまでは言わないものの、噛み合わなさが残るのは当然である。とは言え、イセスマも異世界転生ものとしてはスタンダートな作品っぽいので、この比較もそれほど的外れではないのではないか。どうだろう。
そもそも自分がそこまで異世界転生に詳しくないということが、この失敗の原因にはなっている。きちんと調べて書きたい気持ちもあったが、今更異世界転生を全て追うのは不可能としか言いようがない。
●文章を大量に書くコツ
この記事は20分〜30分ほどで書いている。文字数は3000文字程度か。このように短期間に文章を書く方法について話してみたい。
基本的に無から有を生み出すのは難しい。毎日たくさん文章を書くコツは、この記事のように「何かについて批評する」ことである。youtube的に言えば「物申す系」と言ってもいい。何かについて感想的な、批評的な感じで浅く物を言ってみると、驚くほどスムーズに文章が書けることがある。文章量を稼げずに苦しんでいる人は試してみてほしい。