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私にとってnoteはハノン。
おはようございます。西山 薫です。
取材がはじまり、色々な仕事が重なり合ってきました。
それでもnoteは書きます。
私にとってnoteは、ピアノの基礎練習として毎日必ず弾く「ハノン」みたいな存在になってきた。原稿書きの前のウォーミングアップ。
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忙しいと迷いがなくなり、どうでもいいことも考えなくなる。考えすぎて勝手に落ち込む悪いクセがある私にとっては、忙しいくらいがちょうどいい。
締め切りが迫っていると集中力もぐんと高まり、原稿を書いているとき「この言いまわしどうしよう」と思った瞬間に、天からハシゴが降りてくるみたいに「こう書けばいい」とひらめくことも増えます。
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忙しくなると思い出す話があります。
かつて、あるデザイナーさんが「若手には、アイデアを何十案も出してもらう。これ以上もう本当に無理、考えられないという状態になってからが本番」という話。
自分の引き出しの中のネタがつきて、自分をカッコ良く見せる、人に見せても恥ずかしくないアイデアがなくなり、もうそんなこと「どーでもいいや!」と思ってから出てくるアイデアが、その人も思いつかないような新しい表現になる、と。
本人はいいと思わないものが、いいじゃんってことが多い。自分の殻を破るには、そのくらい努力しないと無理だよって。
私はもう若手じゃない。だけど、まだまだです。もっと上手くなりたい。信頼している人たちに信頼される人になるために、努力しなくちゃと思います。
さて、今日もはじまりました。昨夜は、窓からの風だけで涼しかった。クーラーをかけずに眠れるのはうれしいけど、夏が終わっていく感じがして少し切なくもなります。
今日はこれを聞きながら、note書きました。ベック好き。