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オンラインで強くなる仲間意識。

自粛生活が続いています。

私は、3月27日にリアルな打ち合わせをして以来、取材や打ち合わせの全てがオンラインに切り替わりました。

この1ヶ月、電車に乗ったのは1回のみ。びっくりです。

直接お会いして話せるのが理想ですが、オンラインのメリットも分かってきました。withコロナ期はもちろん、その後も臨機応変に活用するのだろうと思います。きっと進化もするはずです。

ある意味、全世界共通でコミュニケーションの在り方を見直しているとも言えます。まさに「変化のとき」。

デザインライターとしてSNSをチェックしていると、「変化のとき」をけん引している人たちが存在し、その方々はオンラインセミナーやインスタライブを積極的に開催していることに気付きます。そしてファンも増やしている。

先週、私は3件のオンラインセミナーに掛け持ちで参加してみました(全て無料)。

一緒につくりあげる楽しさ

自宅で気軽に参加できるので、オンラインセミナーは今後も進化しながら続いていくはず。感想は、ラジオの生放送を「見ている」ような感覚に近いと思いました。リアルタイムでコメントをやりとりできる親密感や距離感も、テレビよりもラジオっぽかった。少人数での勉強会やワークショップなども、可能性がありそうです。

先日は、イケウチオーガニックさんが開始したZOOMストアも体験。ZOOMでタオルの説明を聞きながら、合間に代表の池内さんにビートルズの話も聞かせてもらったりもしながら、楽しいひとときを過ごし、バスタオルを1枚購入。

最後に池内さんが「ZOOMストアは、お客さんの意見を聞きながら一緒につくっている感じです」と話していたのが印象的でした。

たしかにそうなんですよね。

オンラインセミナーもインスタライブもZOOMストアも、いずれの発信者も手探り状態でありながら「とりあえずやってみよう!」と始めたことであり、それは受け手側(私)も理解して参加しています。

だから、多少の不具合(音が途切れちゃうとか映像が止まっちゃうとか)があっても、全然気にならない。

実際、トラブルが発生したときも、オンラインセミナーやインスタライブのコメント欄には次々と「まだ聞こえないよ」とか「映像が切れてるよ」とか「がんばれ」とか「気にしてないのでゆっくりで大丈夫ですよー」とか、改善に向けた前向きな言葉が入る。

みんな優しい。

そうした「いい空気の時間」をオンラインという場であっても「リアル」に共有すると、仲間意識も強くなると思いました。録画されたものを見ても、同じ気持ちにはなれないはず。やっぱりリアルって大事。

無意識に共感する

緊急事態で自粛生活が続いていて、心が弱り気味な状況も影響がありそうです。

「こんなときだけど、みんなでがんばろうね!」という気持ちを、お互いが無意識に感じ取り、共有しているのかもしれません。これはオンラインでの取材でも同様です。

KIRINの生姜とハーブのぬくもり麦茶「moogy(ムーギー)」のインスタライブは、ムーギーの開発者であるデザイナーさんたちのおしゃべりと、ムーギーを使ったアレンジレシピの紹介で、ムーギーファンに「楽しんでもらおう」という気持ちが伝わるアットホームな内容でした。

途中、映像が切り替わらず、あたふたした場面もありましたが、そんなこと気にした人はいないと思います。むしろライブならではのお楽しみって感じで、参加した人たちは今までよりも、もっとムーギーが好きになったはず。少なくとも私はそうです。

今回、様々なイベントに参加して、行動のスピード感についても考えました。

新しいことに挑戦するのは勇気がいるし、面倒くさい一面もある。それでも、素早く行動する人たちの原動力ってなんだろう。

日常の仕事に当てはめてみると、例えば「レスポンスの遅い人」に対しては、たとえどんなにやる気があったとしても、無意識に「やる気がないのかな」と感じてしまったりする。そう考えると、やはり行動のスピード感は、思いの強さの表れかもしれません。

自粛しながら仕事をする日々が、もう少し続きそうです。このことも、もう少し考え続けてみようと思います。

最後に、ファンベースカンパニーのさとなおさんがnoteで公開したセミナーの感想が面白かったのでシェアします。


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